おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

下関市 : 新地遊廓跡 その2

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裏路地を抜けて国道沿いへ。

 

 

onakayowai.hatenablog.jp

 

 

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ひときわ大きな妓楼群が軒を連ねます。

 

 

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築100年を超える元旅館。現在はNPO法人によって一部リノベーションされ、食堂として営業されています。

色褪せた豆タイルの柔らかさを、下部の白黒タイルが絶妙な塩梅で引き締める。

 

 

 

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玄関周りのファサードはカフェー建築の華。それぞれに凝った意匠が見られます。

 

 

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大小さまざま・カラフルなタイルからは、今や往時の妖しさよりも、可愛らしさを感じます。

 

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とりわけ大きく、重厚な構えの物件。裏手に回ると…

 

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隣に面していた建物が取り壊され、中庭の松があらわに。

この他にも、数年前には隠されていた中庭が見えるようになってしまった(=周辺の建物の取り壊しが行われた)物件がちらほら。今まで見ることができなかった部分が見えるようになったのは嬉しいが、手放しでは喜べない気持ちも。

 

 

 

再び中通りへ。

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やはり数年前よりサイディングの外壁が増えてきているように思う。

仕方ないとはいえ、少しの寂寥感。

 

 

 

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おや、どうやらタイムスリップしてしまったようです。

 

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遊郭跡巡りがお好きな方には有名かと思いますが、「例のカーブ」です。道幅の狭い通りはやさしく柔らかく弧を描き、流れる時間まで緩やかに感じさせてくれます。

 

 

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斜めに走る側溝、石の蓋に感じる風情。

 

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ペンキのパステルカラー、レンガやブロック塀のざらついた質感、フェンスの無機質さ。どれもが主張しすぎることもなく同居する。

左上に高所ドア。奥に伸びる石段も楽しそうだ。

 

 

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ベルちゃんの牛乳瓶入れが懐かしい。

 

 

 

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創業100年以上の千歳湯。現在も営業中。 

 

 

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伊崎町方面に戻るときに発見。これもかつて妓楼だったのかな。

車ではよく通る道ですが、道路を挟んで歩いて初めて気づきました。

 

 

 

 

おまけ。

 

 

そのまま足を伸ばして今浦方面をぶらぶら。

また次回に。

 

新地遊郭の記事のつづき。