おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

美祢市 : 美祢駅前の街並み

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山口県西部の内陸に位置し、日本最大のカルスト台地秋吉台」、同じく日本最大の鍾乳洞「秋芳洞」を有すことで知られる美祢市。自然が多いまちであると同時に、宇部興産太平洋セメントが工場を構える工業都市でもある。

そんな美祢市の中心駅、美祢駅周辺を散策。

観光スポットの紹介はガイド誌に任せるとして、当ブログでは、かつて日本随一の石灰石の産出によって栄えたまちの残滓を見ていこう。

最盛期にはそれなりの賑わいを見せていた美祢であるが、昭和29年に市として発足して以降、人口は減少し続け衰退の一途を辿っている。炭鉱が閉山した後は、工業が衰退してしまったものの、豊かな観光資源を活かし、主産業を観光業にシフトしつつある。

とはいえそれは市東部の話。西部の大嶺地区に属する美祢駅周辺はこれといった観光スポットは特に無い。

 

 

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駅コンコースをまっすぐ進むと、まず目を引いたのはこちら。

「アポロ」。いいフォントと色合いだ。喫茶店だったのだろうか?おもちゃ屋さんのセンもあるな…。

こんな風に、賑わっていた当時の様子を想像しながら歩くのが、寂れた(失礼)まちの路上観察の醍醐味。

 

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こちらのお店では、ワンちゃんと一緒にカットできるのかしら?

もうやっていないようだけど。

 

 

 

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頭の焦げたサトちゃんを発見。何があった?

 

 

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ヒエッ…逆光でひどい白飛び(+_+)

 

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この「味100選店」の看板って九州〜下関だけだと思ってたけど美祢にもあるんですね。

矢印の方向に進んでみましたが、「よねや」は見つかりませんでした。

 

 

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化粧品やさんと、スナック跡。この通りはスナック街だったようで、いくつかそれっぽい看板を見かけたが、そのほとんどに営業している様子は見られない。

 

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「クララ」、「とも子」、「じゅん」、「Joy」……「落武者」!?

なんとなく似た作りの店構えだが、一つだけ明らかにテイストの違う名前。

色あせた看板がノスタルジック。

 

この日の目的はココ。

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写真では移しきれていないが、五叉路に面したタテモノ。

petit lab BAKERY(プチラボベーカリー)」。築およそ100年の元呉服屋(郵便局だったこともあるそうだ)を改装した人気のパン屋さんである。

 

 

ココのパンが大好きで、2週に1度ぐらいは買いに来るのだが、いつ来ても店の外まで行列ができている。

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この日も平日にも関わらず、お昼前に行くと結構な人が並んでいたため、ピークをずらして2時頃出直し。行列は無くなっていたものの、パンも残り少なくなっていた…。

 

 

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このアールのついた庇は、以前は側面と同じくタイル風トタンがぐるりと貼られていたが、数ヶ月前にガルバリウム鋼板に変わったようだ。以前のレトロな姿も大好きだったが、これはこれで現代風で格好良い。

 

 

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店内に入ってみよう。

 

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落ち着いた内装。ドリンクを頼んで、2階でイートインすることもできる。ランチもやってるそうだ。

 

 

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お腹空いてきたな…(この記事を執筆しているのは深夜1:00ごろ)。

 

 

 

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このピスタチオのクリームが絶品なのよね。

ラムレーズンもラズベリーバターも買って帰ります。

 

 

 

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いかんいかん、このままでは街並みではなくパン屋さんの紹介で終わってしまう。

買い物も済んだことだし。この五叉路を周辺を歩いてみよう。

 

 

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五叉路の略地図看板があった。

 

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どちらを向いても鋭角に切れ込む路地。

 

 

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お、またも盛り場の雰囲気。

 

 

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ほーら、いい感じ。

 

 

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この辺は営業している店がいくつかありそうな気配。

また夜にも来てみたいと思う。

 

 

さてさて、駅前に戻ってきた。

腕時計のシルエットが目立つ時計店の看板。

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次回は駅前から移動し、かつての美祢市の経済の中心地であった隣町の伊佐町の古い町並みを歩く。

 

 

 

最後に、美祢駅前を流れる厚狭川の様子を。

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それでは。