セメント工業が盛んだった頃、美祢市の石灰山から原料の輸送のため軽便鉄道として敷かれ、後に旅客運送も担うことになった小野田線。かつて存在した「セメント町駅」の周辺、現在の南小野田駅周辺に栄えた通りを歩く。
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いったいどこからどこまでの区間をセメント町商店街と呼んだのかは知らないが、そんなのは些末な問題だ。商店街の体をなすほど店が残っていないし、そもそも重要なのは実際に歩いて何を見れるか、感じるかである。
突然、ぽつんと。
いいね、このサイン。何やってるところなのかすぐわかるよ。
読み方は「みほうかん」でいいんでしょうかね。
市場…というかスーパー?の跡地かな。
文房具屋さんとスナック跡っぽいところは同じ建物のようだ。
向かいの写真館の小窓が気になる。
鏡餅?
たばこカウンターがビルトインしてるタイプの洋品店。
学校の制服とか売ってそうやね。
タバコは既に売って無さそう…アツいセブンスター推し。
隣の看板建築も目が離せない。
手書きっぽい生花店のフォント。
正面から見てみると以外に大きい。
セイコー堂は時計屋さんだし、SEIKOと関係あるのかな。
ちょうど訪れたときは解体工事中でした。他にも解体中の物件がたくさんありましたが、再開発されるのでしょうかね。宅地造成?
県道354号と交差して商店街は続く。どぎつい配色の台湾料理。
たばこカウンターのようなものが見受けられる商店跡。
ブリキ?の看板建築。
「よいものを 正しい値段で 親切に」。まだ正札販売が一般的ではなかった時代の標語だろうか?
側面にはぜんぜん読み取れない屋号。
モダンな寿司屋跡。この建物といい、奥の郵便局も、アールのついた外観が素敵。
そして一番奥に見切れてる近代建築然とした建物は、小野田セメントの旧本社事務所棟。残念ながらこの日は時間の都合もあり見学できなかった。
この他にもセメント町周辺には小野田セメントにちなんだ近代建築が多く残っている。また改めて紹介したい。
二階部分が雁行した建物はスナックかしら…?
「からおけ」もできるようです。
「あっこのうろん」。福岡ではしばしばうどんのことを「うろん」と呼ぶが、その流れかしら。
胡乱ではない。
うろんで腹ごしらえしたら麻雀はいかが?「雀YOU 星の木」。
駐車場には「あっこのおやつしょっぷ・雀友専用」と書いてあるが…細けぇことはいいんだよ!
民家の敷地内にて発見したコンテナ。平成中期までありましたね、こういうカラオケ。
中古払い下げで購入したのかもともとここにカラオケがあったのか…。
さて、今回はここまで。次回は南中川駅周辺まで歩いてみよう。
それでは。