商店街から1本裏手に入れば団地パラダイス。
最盛期にはかなりの数の店が軒を連ねていたであろう下駄履きビルの1階部分は、ほとんどが駐車場になってしまった。そんな退廃的な雰囲気を漂わせるまちで出会った、とある雑居ビルに心を奪われる。
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さて、今回も引き続きグリーンモール周辺を散策しましょうかね。
わお、いきなり素敵な物件。
囲碁クラブらしく、看板と丸窓のガラスキューブはおそらくご意思と碁盤の目を意識したのであろう。実にハイセンスだ。
こんな感じで下駄履きビルの1階部分にあった店舗が取り壊されて駐車場になってるパターンが多い。残されタイルと、フレンチトリコがおしゃれ。
これはスナックの跡だろうか?凝った意匠の壁紙やタイルはそのまま。
ここも駐車場として使われている。
ネコちゃんに案内してもらう。すると…
なんとも心惹かれるビルに出会った。
「ジャンジャン街」…いったい何がジャンジャンしているというのか…
どうやら1階部分は飲み屋(跡)のようで、上階は普通のアパート?
壁面に書かれた「江坂医院」も気になる…
この写真をツイートしたところ、ご近所にお住まいの方にリプライしていただきまして、2階には実際に医院があったそうです。
その後も気になってこの建物のこと調べてみたら、興味深い論文を発見。どうやら1957年にオープンしたらしく、当時周辺は映画館や劇場、キャバレーにダンスホールが立ち並び、主に港湾関係者で賑わっていたそうな。 すぐ近くには、新地の遊郭建築群とまるは通りと呼ばれる歓楽街。
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突入。
うむむ…営業している店は無さそうだ…
「あんこう」…ここだけ人の気配がする…
あ、このお店来たことあるぞ!夜しか来たこと無いから、こんな味わい深いビルの中にあるとは気づかなかった。たぶん今でも営業中。
ちなみに2階部分はこんな感じ。流石に誰も住んでないっぽい。
すぐ近くにはこんなお店も。「かしほん」。
ひらがなの看板が可愛らしい。
夜通ったらちゃんと営業してました。ゲ○とかTSU○AYAのレンタルコミックみたいなシステムなんかな?
建物の隙間には半分になった井戸の跡がありました。素敵!
さてさて、駅の方に戻りましょうかね。
バーゲン…良い響き。
駐車場から団地の裏側を覗く。
お腹が空いたのでここでご飯を食べていきました。
くじら料理が手軽に食べられるのは下関ならでは。
大衆食堂とか大衆酒場とかいいですよねぇ。昼間でも飲みたくなっちゃう。ここはぐっとガマン。
そうさいつだって俺はピエロ。
この切れ込みを入っていくと良い小料理屋や居酒屋がたくさんあるんですよ。
さて、今回はここまで。次回は今浦のあたりをウロウロしてみましょう。
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それでは。