
かつての賑わいは何処に。
造船で栄えたまちの遠い記憶。その欠片を探して歩こう。
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日本を代表する重工業企業である三菱重工。その造船所がある江の浦町は、工員やその家族で大いに賑わった商店街があった。

さっそく見ていこう。桟橋通バス停のあたりから斜めに切れ込む路地がそれだ。


正直今では商店街の体をなしているとはいい難いものがあるが、往時は島内随一の賑わいを見せたという。

電柱に記される旧町名は「桜町」。
かつてここは遊郭街だったと伝えられるが、その名残りは全くと言っていいほど残っていない。

隅切されたビルの角部には、シャッターと何らかの土台?
いったい何だったのだろうか?

向かいにはタバコ屋さん跡。

先程のビルの間を地蔵峠(じぞうたお)と呼び、寺院や平清盛を祀った塚のある峠を超えて杉田方面へ。

酒屋さんの裏手にネコチャン!

寝ておる。

おや、旅館だ。
もうやってなさそうな雰囲気であるが、お住まいの方がいるのだろう、布団が干してある。


うーん、泊まってみたかった。

本通りに戻ろう。
…と言ってもこの先には特に見どころがないのだが。

いい感じのシブ物件。高所ドアと屋上のバラックが気になる。

かつてこの場所には「江の浦中央市場」という市場があったらしい。
昔の写真と周辺を見比べてどうにか辿り着いたものの、既に痕跡は残っていない。
レトロなタイル張りの入口をこの目で拝んでみたかったが…

ぐるりと半円状の弧を描く通りの反対側へ。理容院の跡のようだ。
サインポールも取り払われているので、見落としてしまいそうだ。


さて、反対側に抜け出てきた。
これは以前も紹介したお気に入りのタバコカウンター。
ちょっとスタート地点付近で気になる場所を見つけたので、大通り沿いに戻っていこう。
大通り沿いには、上の写真のように鋭角に切れ込む路地と三角のビルがいくつか見られる。



いいですねぇ。
この3枚目の写真の赤い建物を目印に、左へ。

現役の木製電柱のある通り。

「登美屋」と読み取れる。
小料理屋かなんかの跡かなと思って通り過ぎようとしたが、どうにも気になってじっくり見てみる。

玄関に貼られた鑑札。腐食が進んでよく見えないが、「遊技場」とある。
射的か玉突きあたりだろうか。


周辺にはカフェーチックな建物がちらほら。


おたふく窓のある長屋物件。
さて、今回はここまで。
次回はこの通りにある謎の小さなアーケードを見てみよう。

それでは。
つづき