決してアクセスは良くないながらも、その泉質の良さは温泉マニアも唸らせる名湯、一の俣温泉。
周辺のスポットも合わせて見ていこう。
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下関の温泉郷というと、おそらく川棚温泉が最も有名、というか他には知られていないところばかりなのではないかと思うが、上記リンクの俵山温泉と並び、ぜひおすすめしたいのがこの一の俣温泉だ。
かつてはたくさんの公衆浴場や旅館があったようであるが、現在は2つの旅館のみ(日帰り入浴可)。アクセスの悪さを差し引いても寂しいものである。
この廃墟は…
草に覆われて看板が見えなくなってしまっているが、公衆浴場の跡。
並びにある食堂もすでに営業していない。
ちなみに看板にホタルの絵が書いてあるが、一の俣は県内随一のホタルの名所である。
食堂の向かいには一の俣温泉荘の看板。
そうそう、冬の時期はしし鍋が名物であった。もはやここでは食べれないのだが…(後述するホテルでは提供されているようだ)
残念ながらこちらも最近営業をやめてしまった。
「源泉掛け流し」の文句が虚しく響く…
旅館 芳玉も閉業済み。いい風呂だったと聞くが…
そろそろ「じゃあどこが営業してんだよ!」という声が聞こえてきそうだが、ご安心を。
まずはこちら。
一の俣温泉 グランドホテル。
ここの打たせ湯は超強力で、某珍百景でも紹介されたとか…
ちなみにこのホテル横には、脇に流れる一の俣川沿いに遊歩道が整備されており、この場所からホタルを鑑賞するのがベストだ。
スナックも併設。るんるん♪
さて、もう一つの宿は一の俣温泉観光ホテル。
今回はこちらに入浴。
館内の大浴場前には橋がかかる。
いいお湯でした。湯ミクロン株にやられてしまったぜ…
ちなみに一の俣の泉質はアルカリ性単純硫黄温泉。湯質は県内でもトップクラスだと断言できる。満足度高し。
さてさて、温泉郷の周辺も見ていこう。
温泉施設のある一帯を少し北上、すると…
ヒェッ…
民家前に謎のオブジェ。夜中に見たら泣いて逃げるわ…
さらに北上すると、こんな素敵な場所が。
おっとうっかりスイスの湖畔まで来てしまった。
…んなわけもなく、ちょっとした湖に。
水没林だ。
色鮮やかな鯉たちが気ままに泳ぐ。
天候に左右されやすいものの、前日に雨が降っておらず風がなければ、美しく澄んだ水を湛えた幻想的な風景が拝める。
入浴ついでに、ぜひ訪立ち寄ってみてはいかがだろうか。
今度は南下して、突き当りの三叉路を西へ少し進む。
八角の塔屋2階建付きの建築は、旧殿居郵便局舎。1923年竣工、県指定有形文化財である。
こちらはまた近代建築特集をする際に詳しく紹介したい。
さて、今回はここまで。
それでは。