今でこそ山陰地方で最も人口が少ない市であるが、かつては海運の要衝として栄え、天領であった石見国第二の都市、江津。石州瓦の生産地としても名高い、「中国太郎」とも呼ばれる江の川の河口に位置する町を逍遥した。
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おっと道中、仁万駅前で素敵なタテモノを発見。
なんて素敵なフォント…元洋品店でしょうね。
いっつもこうやって目についたモノを見るために寄り道ばっかしてるから時間ばっかりかかってしまうんでしょうね。それも楽しいのですが。
さて、工業地帯を横目に江の川を渡れば、江津の市街地。
江津駅横の駐車場に車を停めて、散策開始。
あ、ネコチャン!
この駐車場に面したビルがやたらカッコいいのですが…これはまた後ほど紹介します。
幸先よく雰囲気の良いタバコ屋さんを採集。
???
ビューティーサロン…?
ぜったい前世はファミコンショップでしょ…
なぜマリオを残したのか…
駅前の繁華街(という程の規模でもないが)を歩いていると、タイルでできた銭湯の看板が。鶴の湯…?調べても出てこない。
あれ、確か島根県の銭湯ってもう残って無いはずでは…?(実際は1件だけ一般公衆浴場はあるのだが、どちらかというとスパ銭のような感じ)
営業中とある。行ってみるか。
どうやらギフトショップになっている模様。
冷やかしに入るのもアレなので外から眺めただけだが、「入浴料」が掲示されてるのが見える。
勝手口と思われるドア(元女湯の入り口?)には、公衆浴場のシンボルマーク。図らずも良い出会いがあったことに感謝。
文房具屋さんの店先にもタバコカウンター。
良い面構え。
旧江津市民会館…らしい。今は使われていないのだろうか?
接道も広くなく住宅街の中にあるので使い辛かったのではないか。
その向かいにも公共施設の成れの果てらしきものが。
どうやら水道局だったようです。郵便受けがカッチョE。
大通りの方に出ると、タバコカウンター付きの素敵な商店跡。
落ち着いたカラーリングが重厚感を醸す。
ここ!前々からこの辺の道路通るときに気になってたとこ!ようやく来れました。
新古美術…?何?NONIジュース売ってんの?スナック?
情報が多すぎる…
エントラスは隅切り部に。
いったい何なのだ?
は、はぁ…
好きが止まらない。
ちょっと高い場所から。看板建築なのか?パラペット向こうに寄棟っぽい屋根が見える…。
うーん、謎に包まれた物件。
帰宅後調べてみると、どうやら旧矢上銀行江津支店(昭和4年竣工)とのこと。
Google Mapで確認すると、屋根形状は切妻のようだった。
中も見てみたいな…
さて、今回はここまで。
それでは。
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