おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

長門市 三隅の町並みと湯免温泉

長門市東部、仙崎湾に注ぐ三隅川の流域に広がる集落は、宿駅・市場町として開かれた。洋画家の香月泰男の出身地としても知られ、隠れた名湯を有する。

わずかに残る街道に沿った古い町並みと、漁港の風情を感じながら歩く。

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三隅…実はあんまりよく知らない。先に上げたように香月泰男や村田清風(長州藩の家老)の出身の地であることぐらい…?仮に観光で訪れるとしたら、この2人にまつわる施設か、湯免温泉(ゆめんおんせん、ずっと"ゆめ"温泉だと思ってた)ぐらいであろうが、あえてここだけを目的に遠方から来られる方は多くはないだろう。

 

あんまり下調べしないのがぼくのスタイルですし、とりあえず現地に行って歩いてみましょかね!

 

長門三隅駅前(三隅下)へやってきた。いい雰囲気!

 

旅館があったんですね〜、と思って周辺を探したんだけど、それらしき建物は既に見当たらなかった。

 

こちらのガレージ内にふと違和感を覚えた。

うーん…あ、建物入り口が和風!

 

以上、三隅駅前編、おしまい!

だって古い町並みがほとんど更新されてて残ってないんだもの…

 

あ、近くで鏝絵も発見したよ!

 

気を取り直して別の日、今度は少し東の「三隅中」の集落を歩く。

こちらの集落の方が古い建物が残っていそうだ。

 

あいにくの天気だが、白い外壁が曇天によく映える。

 

年季の入った商店は未だ現役。

 

三隅中編、終了!

だってかつての中心部だと思われるとこ、すごく小さいエリアなんだもの…

 

とりあえずここらへんに来たら湯免温泉には入っとかなきゃ。

雨が降ったり止んだりしてるのは撮影日が複数に跨ってるからです。

 

縁起にはよくありがちな弘法大師が夢のお告げで見つけたという説と、うさぎが傷を癒やしていたから湯兎→湯免となったという説があるそうだ。

 

温泉郷の入り口には謎のオブジェ。

公衆浴場は2箇所、一つは日帰り入浴施設の湯免ふれあいセンターと、上の写真のホテル「湯免温泉 ゆめの郷」の敷地内にあるうさぎの湯。ぼくは後者のうさぎの湯が好きでたまに訪れている。

 

入浴料は¥350。ちなみに宿泊客は無料で入れるほか、ホテル内にも大浴場と貸切風呂がある。

 

奥の通路はホテル本館に繋がっている。

 

館内はリフォームされたのかキレイで、ジェラート等の販売もある。

 

浴室内では正方形の浴槽に注がれるお湯が絶賛オーバーフロー中。

無色透明、やや熱めのアル単源泉かけ流し。

いいお湯でした。

 

更に東へ。宗頭というこれまた小さな集落。

素通りしようと思っていたのだが、素敵な酒店を発見。立ち止まらずにはいられない。

 

街と言うほどの規模はないが、集落内を歩いていると突如素晴らしい近代建築が。

「宗頭公会館」とある。

 

おそらく公民館的なものだと思うが詳細不明。元劇場っぽい感じがしなくもないが、この規模の集落にあったとは考えがたいし…情報求ム。

 

ファサード上部にあしらわれるのは逓信省のマーク?いや、もしかして「宗」の字をモティーフにしたロゴではないだろうか。

 

 

さて、今回はここまで。

それでは。