おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

長門市 : 野波瀬の町並み

誰かが言っていた。漁港に赴けば、旅をしていなくとも"旅情"を摂取できると。

ふらりと訪ねた小さな漁村集落で、波の音を聞きながらネコと戯れた。

前回の記事

 

 

さて、三隅市街地から離れ海の方へ行ってみようか。

「野波瀬」という小さな港町。

瀬の低いバス停がかわE。

 

静かな冬の海。

 

海沿いの民家は一段高くなっているのは、荒れやすい日本海側の漁港によく見られる光景。

 

その先に路地があったりするからたまんないよね。

 

直線で構成された町割りでなく、湾に沿ったカーブと並行するように張り巡らされる中通りも港町ならでは。

 

そして漁港集落といえばコレ!多くの民家の庭先に置いてあるタイルシンク。

タイルシンク(の写真)収集家のぼくとしては、いっぺんにいろんなデザインのものを見ることができるのも漁港めぐりの醍醐味の一つである。

 

ふと建物の間に気配を感じたので見てみると…ネコチャン!

もちろんネコチャン!が多いのも漁港の魅力(^^)

 

波の音と鳥の鳴き声…緩やかな時間が過ぎてゆく。

 

再び路地へ。

 

表通りに面していないところにある商店。

地域住人の営みを感じる。

 

タイルシンクいただきました〜。

 

井戸の横にはロープの付いたバケツ。園芸用水として使われているのだろう。

 

はぁ〜、いい…

 

時折、路地の切れ間から覗く海。

 

2階の窓の中に木製の欄干が。旅館だったのだろうか。

 

こんにちわ。

 


これらがしっかりと現役で使われているということに、なぜだか嬉しくなる。

 

クリーニング屋兼商店。

ここでアイス買ってのんびり海沿いを歩けば、それだけで最高の夏になるね…(このときは冬)

 

鉱滓煉瓦の塀で囲まれた立派なお屋敷の門の下を通る水路、石段付き。

 

鯱の乗ったお寺のように高い屋根と、厨子二階の石州瓦。

 

細道に吸い込まれ…

 

船澑碑のある神社があった。かつてはこの場所まで海で、船をここに留めていたのだろう。

異素材の組み合わせの階段にも注目したい。

 

おや?

 

お出迎え。

 

神々しささえ感じる…

 

凛として美しい。

 

小さな市場。

 

バス待合所。意外と本数あるんだね。

 

 

さて、今回はここまで。

それでは。