かつては地続きであったのものの、「姥倉運河」の開削により島になった鶴江台。
水路沿いに広がる家並みと、玄武岩の石段。
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船体補修のため「鶴江の渡し」が利用できずに歩いて訪れた椿東地区、散策の続き。
集落の西の端あたりにまた立派な玄武岩の階段。
手すりの代わりに鎖というのも趣があって良い。
階段の途中に民家跡。郵便受けには転居後の北九州の住所が記されていた。
通りがかった地元の方に聞くと、ここににすまれていた方が、階段の上にある墓地にお参りに来る人達のために公園のように整備し、水道も使えるようになっているそうだ。
「傾斜地での生活は大変だが、この地から見る夕日は何物にも替え難い」と言われていたのが印象的だった。
更に上へ。
ほぁ、危険なのか。
階段の頂上付近には十字架が。長崎の浦上から流されたキリシタンたちがこの地に上陸したそうだ。
先程の階段を降りていきながら、しばし立ち止まって浜崎地区を見やる。
ただただそれだけの僅かな時間が、とても愛おしく感じられた。
わずかに苔むした玄武岩に優しい印象を受ける。
再びメインストリートへ。メイン?そうです集落の端の方へ来ればこの細さ!
臭突のある風景。
床下の意匠も見逃せない。
良いカーブを描く。
目が錯覚して、自分が今どの高さを歩いているのかわからなくなる。
山へ至る階段。
少し移動して集落の東側へ来た。あ、タバコカウンターある!
保存状態もいい。
トマソン採集。
こちらのエリアのほうが平地が多いようで、少し広い敷地の民家やお寺があった。
通りも細い1本のみでない。
もひとつ無用門。
鬼瓦とネコチャン!
こちらの地区にも良い階段が。
萩にはあまり高い建物がないので、少し登れば遠くまで見渡せる。
路地、階段、土管枠の井戸。
蛇行する道、戸袋を持つ商店。
さて、今回はここまで。
それでは。