おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

下関市 : 山陰地区の集落巡り 阿川

下関市北西部、現在の豊北町にある長州藩一門八家のひとつによる知行地。

小さな小さな城下町の静かな路地を歩く。

前回の記事

山陰地区の集落巡り、今回は毛利家の家老であった阿川毛利家によって治められた

阿川の町からスタート。

 

阿川駅。周りの田園風景とは似つかわしくないシャレオツな駅舎は2020年に建て替えられたもの。

 

カフェやレンタサイクルが設置されている。

 

旧駅舎の佇まいも可愛らしかったのだが、老朽化著しく建て替えに。

これはこれでかっこいいと思います。

 

若い世代がインスタに載せるために訪れることもあるようですね。

 

駅のすぐ近くには、阿川毛利家の筆頭家老であった山縣家。

 

街道筋に沿って歩いて行こう。

 

なにかの商店跡のようだ。

 

ショーケースの中に「ハッピーミシン」の看板。ミシン屋さんか。

古い町並みを歩いていると時々ミシン屋さん跡を見かけるが、たいていショーケースを備えている。昔は需要が大きかったことが伺える。

 

タバコカウンター発見!

 

昼下がりの気だるげな空気によく馴染む色合い。

 

四つ角の向こうに踏切。ちょうど赤い車両が駆けていった。

 

土塀のお宅は酒造場であった。おそらく今は営業していないのであろう。

 

なんか天気が晴れたり曇ったりしているのは、いつものごとく撮影日が複数日に跨っているため。

 

雨に濡れた路面もいい。

 

通りの中ほどに、「阿川毛利墓地」の表示。

 

進んでいく。

 

へ?ほんとにこの先なのけ…?

 

「郷校 時習館址」とある。時習館は阿川毛利家7代目の毛利広漢(ひろくに)が開いた藩校である。さらに奥に進むと…

 

どうやらこの上らしい…がちょっと雨降り始めちゃったので戻ります…

 

帰ります…

 

撤退…

 

 

また別の日。

阿川漁港の方を歩いていたら、何気ない風景で違和感を覚えた。

 

継ぎ接ぎ木製電柱だ!

 

漁港近くの集落の密集度合いもなかなかである。

 

情報が多い一角。

 

このあたりでは民家と擁壁の間に、ビルトイン地蔵尊的なものが多く見られた。

古い集落に擁壁をついた際によく見られる特徴である。

 

帰路につく途中で見つけて気になったタテモノ。

おそらく旧阿川小学校の旧校舎だと思われる。小学校そのものは1873年開校と歴史があるが、この建物自体は昭和初期ごろの竣工かな?

 

この建物の隣の敷地に旧阿川小学校(2020年閉校済み)があるのだが、それぞれに大きなグラウンドを擁している。なぜ建て替えではなく、別の土地に建てたのだろう?

 

※追記:Twitterのフォロワーさんに教えていただき、旧阿川中学校(後の旧豊北第三中学校、ともに閉校済み)だと判明。情報ありがとうございます!

 

木造平屋建て、一部モルタル吹付け。

 

もいっこ、いっつも気になってるもの。

!?

 

!?!?!?

 

インテリア

 

何なんだ…

 

 

さて、今回はここまで。

それでは。