
江戸時代中期から明治初期にかけて廻船業で大きく栄えた阿知須地区は、居蔵造の建物が多く見られる港町。
白い漆喰に映える、海鼠壁の町並みを歩いた。
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どどど、曇天…
結構な規模の古い町並みを残しつつ、あまり観光化されていないのはやはりアクセスの悪さが要因か…。

古くは大阪への貿易を中心に莫大な利益を得たと言われるまちだが、近代に入ってからは時代の変化に振り回されてしまい衰退していったような印象を受ける。現在は阿知須町という町名はなく、山口市に編入されている。

旧市街地の方へやってきた。
陽が差してきてよかった〜。

通りの端に良い雰囲気の手芸店。

廻船業で中心的に扱った品目として、米や石炭を運び糸や綿を仕入れて帰ったらしく、その影響か織物を扱う店が多いように思う。とはいえ久々に訪れたので街の様子も変わってるかもしれないけど…。

んー…?何かありそうな…

戸袋発見。

横から見るとなかなかに立派なお屋敷だった。
しかしこんなとこ前来たとき気づかなかったけど…と思ったら!

あああ!ここにあった立派な洋館尽き住宅がなくなってる!煉瓦造りの煙突はかろうじて残っているが…



ストビューで過去写真を拝借。
なんとも瀟洒な写真館。まだ健在のときに訪れた際にはカメラ持って来るの忘れてたんだよな…なんとも惜しまれる。

商店街であったであろう通りを南進していく。

かつては多くの商店が軒を連ねたのだろう。

少し進んでまた驚く。
あっ…ここにも 洋館付き住宅あったのに…😢

またもGoogleマップの過去写真より拝借。
どうやらここは解体ではなく補修工事で、現在はカフェとして営業されているようだ。
また行ってみよう。

お、良い高所ドアある😊

新しい住宅と、古くからの建物が混在する。

海鼠壁を持つ家屋が多く見られるのは、ここが漁村集落であった証。
また各商家のステータスシンボルでもある。

洋風衣裳の商家。
あれ?側面の窓…

よく見ると平行じゃない、というか左肩下りになっている。

燃料店にアイスクリームの看板。


家屋の隙間に階段アリ。

ここでもふぐが穫れるのかな。

二階部分にかつての面影を残す。

二重の屋根を持つ典型的な「居蔵造り」の家屋。
一見、厨子二階のような階高の低い二階部分だが、天井が高く見える。しかし実際には二階部分に床は張られておらず平屋建てで、瓦葺きの屋根と漆喰の壁と併せて火事に強い造りであるとされる。

鉱滓煉瓦くんも海鼠壁ちゃんを意識してるのかな、少しだけ装飾性のある積み方。

黒いモフモフちゃんおる。

何らかの商店だったっぽい。

居蔵造りの建物が多く見られる通り。

「西中呉服店」の見事な佇まい。
木製看板も素晴らしい。

居蔵造りの特徴である「うえやね」と「したやね」。その間にも装飾が。
左官職人の技が光る。さりげない持ち送りも良い。
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき