
廓の外側に、単なる元旅館にしてはあまりにも妖艶な雰囲気を醸す建物がありまして…
一歩中へ踏み入れると、あまりにも可愛くて、色っぽくて。
前回の記事
いろいろあってフォロワー女史の宿泊先を見学させていただけることになった。
わーい。

ゲストハウスPORTOさん。「港」を意味するこちらの建物は、木造三階建ての旅館を改装したもの。
ここは馬場遊郭と隣り合う東門司(旧町名は蛭子町)にあり、かつては浪速地区と呼ばれる(おそらく)青線地帯だったと思われる。資料が少なくて確信が持てない…
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上記記事にも書いているが、こちらはいわゆる"遊郭"ではないので注意されたし。センシティブな部分なので。
赤線・青線、制度や建築物そのものも一括りに"遊郭"と呼びたがる風潮があるのはわかるんだけど、こちらのオーナーさんも"遊郭"とは謳ってないのに間違えて紹介してるブログ記事なんかが多すぎる…。(PORTOさんと無関係な前オーナーがここでやってた旅館は遊郭だと謳ってクラファンしてたので一部界隈から叩かれてました)

玄関を入ると三和土とカウンターのタイル使いが目に飛び込んでくる。
これが当時のままだと言うからオシャレ。


オリジナルのグッズなども販売されているようだ。

早速中へ。凝った意匠の丸窓がお出迎えしてくれた。

まずは2階へ。客室を見せていただく。


欄干の装飾も凝っている。
ひょうたんと盃。

客室は全部で5つ。
こちらは"波"と名付けられた部屋。さざなみのような青と白のコントラスト。

サッシの型板ガラスは旭硝子製の"なると"かな。

"陸"は土色の壁が温かくって。


"船"のモダンな壁紙。

家具も落ち着いた雰囲気で良い。

入口には船のステンドグラス。

部屋の中に落ちる光。
ぬるりと艶めかしい…。

廊下にはシェアスペース。松の飾り窓が洒落ている。

杉皮の掛込み天井。茶室のような落ち着き。

"藍"の部屋は深い海のよう。
他にも"碧"という部屋があるようだったが、他のお客さんが利用されているようだった。


各部屋のキーはアクリルネームバー付き。
レトロとモダンが交差する。


こちらは大広間。最大6名で宿泊できるほか、イベントスペースとしても利用できるそうな。


3階へ。


ペールブルーに塗られた壁が印象的な3階は、雑貨屋さんなどのギャラリースペース。

ふと振り返るとハート型の窓(猪目窓)。


これも当時のままの意匠だというから、元の家主の洒脱さに脱帽するほかない。






館内の書籍は好きなところで読んで良いそうだ。


さり気ない装飾…というにはいささかやりすぎであるが、クドくない絶妙なバランスでセンスの良さが伺える。

再び1階へ。
中庭に面した廊下。

館内で一番グッときたのはこちら。
お風呂の前の装飾。

引きが取れない…
これも当時からのオリジナルの意匠だと言うから驚きを隠せない。

タイル使いが可愛らしい浴室。
バスタブはやや小さめだが、近所に銭湯もあるので事足りる。
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木製のサッシがいい味出してる。

ちなみにこの呉服店は近所の現役店です。
うーん、これまでゲストハウスってなんか毛嫌いしてたんだけど(他の宿泊者と馴れ合わないといけないような雰囲気で)、これは認識を改めないといけないな。想像よりずっと居心地の良さそうな空間だ。ゆっくり過ごせそう。
素敵な建物を見せていただけたフォロワー女史とオーナーさんに感謝。
さて、そろそろまちへ繰り出しましょうか。
今回はここまで。
それでは。
つづき