
早朝の巫女舞の奉納の荘厳さに見惚れ、古典樹が茂る社叢にて歌聖の歌に唸らされる。
創建の由緒を学べば、思いは太古の時代にタイムスリップ。
前回の記事
大阪旅行記を書いている途中だが、商店街の記事が続くのでちょいとインターミッション。
久々に「へんなこまいぬ」シリーズを放出する。結構採集した写真が溜まってたのよね。

島根半島の東端、風光明媚な港町である美保関。
音楽を司る三穂津姫命と、国譲りの神話で知られる事代主命を祀る美保神社。
ちなみに島根周辺におおく分布する石州瓦に恵比寿様が鎮座しているのは、事代主=恵比寿様だからであり、北前船によって周辺の寄港地に広まったと考えられる。

このすぐ近くの旅館へ宿泊した翌朝に、御饌祭を拝観させて頂いた。
あ、今気づいたけど陶製の狛犬ちゃんおる。



冬の早朝、キリッと澄んだ空気の中、巫女舞が奉納される。

朝御饌祭ののち、境内を散策。

この狛犬ちゃんは…目が青銅製ですねぇ。


阿吽ともにキラキラお目々。
ちょっとギョロッとしててかわE。

もう一つ港町の神社を紹介。
下関市小串の小島神社。


ちょっとずんぐりしたフォルムと、おとぼけ顔がのどかで良い。

穏やかな漁港を見守るように鎮座する。

お次は長門市の人丸にある八幡人丸神社。




境内には複数の狛犬。


木鼻には獅子鼻。
ここに掘られる狛犬ちゃんは目が採食してある…というか別の部材が埋め込まれてるな。


牛に馬…

亀趺もある。たいてい字が小さくてなんて書いてあるのか全く読み取れないのよね。

更には三猿まで。日吉神社もあるのかな?
ちなみにこの神社は八幡宮と人丸神社(柿本人麻呂を祀る)が合祀したもの。
ちなみに最寄り駅は人丸駅。もちろん人麻呂の名を由来とする。
『向津具の 奥の入江の さざ波に 海苔かく海士の 袖は濡れつつ』……
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そういえばちょっと気になったのは、この神社のすぐ隣には浄土宗のお寺があるのだが(安倍元首相の菩提寺でもあり、安倍家墓所もすぐちかくにあります)、すぐ向かいにコンクリ造の近代建築っぽい構造物があるのよね。

この煉瓦塀の上のとこ。
いったい何なんだろ?

石灯籠には菊の紋が入っている。



気になる…
ちなみにお隣のお寺にも「柿本院」って院号が入っているのだけど、やはり人麻呂と縁があるのかしら?


境内には案内板がたくさん立っているが、これは大正4年に作られた古典樹苑。
室町時代以前の日本古典に登場する樹木や、万葉集をはじめ古歌・古文を出典とする木草が植栽されている。歴史のロマン…


誰!?
あれ?今回は狛犬要素少なかったな…まぁいっか。
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき