
山中にひっそりと佇むトンネル。
炭鉱最盛期に敷設された鉄道路線の遺構は役目を終えて今なお、だた静かに人の訪れを待っている…。
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2023年6月、梅雨前線がもたらす恵みによってずいぶんとまち歩きできずに鬱屈とした日々を過ごす中、久々に見せた晴れ間。
これはもうどっか出かけるしかないと家を飛び出したものの、特に明確な目的もなく…
とりあえずぶらりと萩の方にでも向かってみますか。萩はいつ行っても良いと聖書にも書いてある。

行きがけにボートを見つけた。
これがホントの陸サーファーか。

知らないルートを通ってみようと思ってたら、旧小学校を発見。

美しいトマソンもある。

ヤギもおる〜😊

とある集落を通りがかった際に、google mapでピンを建ててる場所があったのを思い出した。車を停めて、へそこ向かってしばし歩いてみる。

こんな道を歩くこと数分…

目的地に到着。
宇部市の吉部地区にひっそりと佇む旧船木鉄道 大棚隧道。
さっきまで歩いてたのは線路の敷設跡ってわけ。

大正15年に竣工、壁面が間知石積み、アーチ部は煉瓦造。
船木鉄道は昭和19年に線路を供出したため配線となり、県道や市道として転用されたほか、民間へ払い下げられたりしてその痕跡は多くは残っていないそうだ。

短いトンネルで、華美な装飾などは見られないが、緩やかにカーブを描くトンネルは周囲の緑とのコントラストが美しい。

反対側から。
今では遊歩道として整備されている。

僕は素人なんでよくわかんないんですが、これぐらいの高さのトンネルであれば、切通にしたほうが施工費用としては安上がりなんじゃないかという気がします。
実際どうなんでしょうかね。

さて、一旦戻って集落の方も歩いてみましょう。

お、いきなりビルトイン地蔵尊を発見。

すっぽり。

吉部地区はかつて農業を基幹産業としていたようであるが、現在はどうなんだろう。

僅かに残された古い町並み。大きな虫籠窓にむくり屋根を持つお屋敷。

酒蔵だったのかな。

かつては市が開かれ、宿場としての機能も有していたようだ。
本陣がどこにあったのかは資料をあたってみてもわからなかったが、古くからの寺社が多く存在するため、おそらくそこを用いていたのだと思われる。

古い町並みが残っていると言っても、観光要素があるわけではない。
静かな農村地区といった風情の長閑な風景に癒される。

雨の切れ間にスッキリとした天候ではないからこそ、白壁が眩しく見える。

ん…?

んん…?

何だろ?

また一つ好きなまちが増えてしまった。

集落をあとにしようと思って車を走らせ始めたところ、視界の端に気になるものが見えたのでちょいストップ。
あれも船木鉄道の遺構かな?
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき