まち歩きの醍醐味は、風景や建物を通して「人々の暮らし」を見つめることであると考えている。ふらりと訪れた近代建築を眺めていると、地元の方に声を掛けられその歴史を解説していただいた。
小さな宿場町での邂逅。
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前回に引き続き明木へ。とは言っても実際には一年以上間を置いての再訪なのだが(^_^;)
今回は市の開かれた場所より南に位置する、下横瀬公民館に寄っていく。
初夏の装いを纏う田園風景の中に、小さな近代建築。
集落部からはやや離れているが、地元の人に愛されているのだろう、しっかりと手入れされた花が咲いていた。
この公民館はもともと旧明木村の小学校内に設立された全国初の村立図書館で、歴代校長が館長を務めた。司書であった伊藤新一氏の経営手腕によってかつて全国的に
昭和31年に小学校の創立50周年を記念して新図書館が建設されたため、同34年にこの地に移設され、平成10年に国の登録文化財となった。
…というようなことを教えてくれたのは、近くに止めてあった軽トラの横で井戸端会議をしていた地元のおっちゃん。
そのおっちゃんが「あそこ見てみぃ」というので指差す方を向いてみると…
瓦に「校舎」の文字。
これは一人では気づけなかったな、感謝。
ちょっと中を拝見。リポD…?
見たかった建物も見れたし、早々に退散する予定だったのだが、おっちゃんが「隣の神社の石段、100段以上あるぞ。若いんやけぇ登ってみぃ」とか言うもんだから、「しゃーねぇ、登ってみっか…」ということでアタックしてきた。
鳥居をくぐると横に小さな祠。
これはなかなかいい雰囲気である。
苔むす石段、木々を通して落ちる陽は初夏だというのにやや冷たく感じられる。
閑けさを湛えた社叢。
社殿が見えてきた。
厳島神社。
詳しい縁起は分からないが、その名の通り安芸の厳島神社からの分御霊であろう。
鎮座する一対の狛犬。
拝殿内に掲げられた額は合戦の様子。「加藤」「福嶋(福島?)」の旗が読み取れるが、加藤清正と福島正則だとしたら唐入りの時の様子?関が原だと共闘はしてないハズ…(ガバガバ歴史考証)
さて、お参りも住んだし降りていきましょうかね。
あっまた小さな祠あった。
半壊してるけど、扉の穴がハート型…
石段が良すぎるな…
もう一度公民館をじっくり見て…
旧街道沿いへ。前回訪れたのよりもやや南のあたり。
いい感じにモジャっていらっしゃる。
ネコチャン!いました。
つまり街のお父さんはみんな兄弟…ってコト?
今回はここまで。
それでは。
つづき
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