近代建築・土木建築・遺跡・遺構
石段、石垣、石蔵…令和になろうと暮らしと石との関係は切っても切り離せない。 人々の営みの中で歴史を積み重ね続ける。
かつての天領として今も観光で賑わうまちの、観光要素の少ない部分を散策。 歩き疲れたあとは、人気の名喫茶でティータイム。
ソシアルビルの立ち並ぶ通りを抜ければ、重厚な近代建築の佇む四ツ角。
岩窟に収まる小さな社に差す日差しが、その神聖さを際立たせる。 奇岩と窟とで陰陽一体となった、神仏が降臨する場所。
修験の霊場に聳える奇岩、その窪みに鎮座する社。 険しい山道を行った先で望む、美しき棚田。
風待ち港のある小さな半農半漁の集落。 ゆったりとした時間の流れと、磯の香り。
街道沿いに形成された小さなスナック街をゆく。 歩き疲れたあとは甘いものと温泉に限る。
河童の里の商店街を歩く。 街道の景観を残す町並みに、バリエーションに富む建築群。
まちの開祖の往生観である「我極楽世界楽生(我楽しう生まる)」が転じて「たぬしまる」。 楽しく心のままに…そんな精神を受け継ぐまちを歩いた。
或る階段マニアをして、「下関で最も美しい」と言わしめた煉瓦敷きの階段。 ひんやりとした夕の空気に、温かみのある煉瓦の赤色。
洋館の建ち並ぶ古い別荘街を抜けると、石段の上に築かれた家屋群。 猫の足跡とともに残された、道路拡張の名残。
かつて官公庁が置かれた地区のほど近くに、高級住宅街だったころの名残。 丘の上に建ち並ぶ瀟洒な邸宅らは、まちの変遷を見守り続けてきたのであろう。
昭和の薫りを色濃く残す通りは、歴史の生き証人。 細くうねる小路に見る時代の変遷。
廓の外側に、単なる元旅館にしてはあまりにも妖艶な雰囲気を醸す建物がありまして… 一歩中へ踏み入れると、あまりにも可愛くて、色っぽくて。
路地の奥にある旅館は、料亭の名残を残す老舗。 雨上がりの門司港、華やかな歴史の遺産を巡る。
切通のような石垣の間の階段に、思わず感嘆の声が漏れる。 上田中町編、これにてひと区切り。
「丸山」という地名は各地に存在するが、おそらくそれらに共通して言えるのは"小さな丘陵地帯"ということだろう。そりゃ"丸い山"ですからね… 小高い台地に築かれた、無数の階段郡を巡る。
迷路のように入り組んだ白壁の町並みをそぞろ歩きすれば、潮風が磯の香りを運んでくる。 瀬戸内に面した小さな集落で、往時の豊かな暮らしを偲ばせる伝統的な大型商家群を見た。
居蔵造の特徴的な町並みを訪ね、資料館でその歴史を学ぶ。 かつてこの地区の廻船業の中心的な存在であった、旧家の屋敷にて。
かつての市街地中心部、小高い丘状エリアは市内屈指の階段密集地帯。 未だ再開発を免れている町並みで、路地をさまよい石段を巡る。
官公庁舎の周辺に残る古くからの町並み。 市政の中心地に潜む重厚な石段に、このまちの歴史の積み重ねがある。
断崖絶壁に建つ信仰の道場。 下からその威容を仰ぎ見るのもいいが、やはり崖上からの眺めは良……いやいやコワイ!
どうしてそんなところに建造物を……と感嘆せずにはいられない、驚異の建築様式。 崖上に聳えるミステリアスな社寺に、高所恐怖症の男が挑む。
モダン建築で湯に沈み、猫と戯れる冬の朝、 抜けるような空の温泉街を歩く。
新春から縁起の良い鏝絵を眺め、幸先の良い一年の始まり。 古典的なものばかりではない、ユーモラスな漆喰が踊る壁面。
露でしっとりと濡れた集落に差し込む陽光。 温泉でほぐれた体から徐々に抜けてゆく熱を惜しみながら、早朝の散歩。
石見国の海沿いを南下。道中立ち寄った無人駅と、石州瓦の産地の町並み。 商人の町として繁栄した名残の大型屋敷群が、夕日に染まる時間帯。
峠道を抜けると、時代を遡ったかのような感覚。外界から隔絶されたかのような僻地といっても差し支えのないような山間部に、思いもよらず開けた古い町並み。 小さな集落に残る、モダンな医院建築を訪ねた。
「音楽の町」と呼ばれる石見銀山の玄関口。 県内で唯一、平成の大合併を経験しなかった小さな集落で、かつての繁栄の名残を探す。
霧に包まれた山間の集落で迎えた朝、ひんやりとした空気が頬を刺す。 一日の営みが始まる時間帯、静かなまちを歩いた。