漁港
江津と高津、"津"の間にあるから「津間」…それが転じて「津摩」となった(諸説あり)漁村に、城のように聳える素封家の邸宅。 日本海に突き出た小さな半島の、小さな集落を巡る。
トマソン、タイル、島ネコを採集しつつ島の南端まで。 ゆるりとした時間が流れる。
スリバチ地形の半農半漁集落にて、ネコと一緒に歩く階段。
蒼茫とした海と空を背景に並ぶ朱色の鳥居は、SNS映えする絶景としていつのまにか一躍人気の観光スポットに。 しかしそういったものには目もくれず、ひたすら漁港の階段を巡る男の姿が…。
石見国の最西端、日本海の荒波に揉まれた奇岩が聳える漁村集落。古い路地から空を見やれば、目に飛び込んできたのは戸袋に描かれたたくさんの鏝絵。 津和野藩の要港を歩く。
狭隘な漁港集落は、世界「最短」の地名としてPRされる。 駅のホームから見下ろす日本海が印象的な、2つの自治体に跨る町並み。
藩政時代に市が開かれ、萩城下町から赤間関へ通ずる幹道沿いに発展した宿駅、その漁村部で流れる穏やかな時間と、日本海の荒波との対比。
維新のまちから海沿いに沿って西へ、かつての街道を訪ねて歩く。 山間の長閑な景色に映える、美しき石橋。
日本海に面した小さな漁村集落散策。 ネコ、ネコ、ネコ!
山陰地区の集落巡り、ある晴れた日の漁村。 住人たちの生活の香りと、見知ったネコとの再会。
観光資源になるものがあるわけもなく、住人以外は釣り人が訪れるぐらいであろう集落だが、ぼくにはこの風景がとても魅力的に映るのだ。 住宅の密集する漁村地区の路地を歩く。
小さいながらも古くから諸商売が繁盛し、近世以降はフグのはえ縄漁によって栄えた集落、その家屋の密集度合いは市内随一ではないだろうか。 漁村らしい路地と、ネコの波状攻撃にすっかり虜になってしまった。
下関市北西部、現在の豊北町にある長州藩一門八家のひとつによる知行地。 小さな小さな城下町の静かな路地を歩く。
誰かが言っていた。漁港に赴けば、旅をしていなくとも"旅情"を摂取できると。 ふらりと訪ねた小さな漁村集落で、波の音を聞きながらネコと戯れた。
静かな温泉街の冬の朝、目覚めのひとっ風呂。熱い湯で火照った体に、ぴしっと冷たい空気を纏い、夜明け前のひとり散歩。
ネコの集まるスポットに置いてあった手押し車は、集落の至るところで見つけることができる、漁村地区特有のもののようだ。 雨に降られて濡れる路地、雲の切れ間から咲きこむ陽光のコントラストを楽しみながら歩く。
中世は海上交通の要衝として、江戸時代は古式捕鯨によって栄えた集落、通(かよい)。 伝統的な古民家が今なお残る漁師町を歩けば、鯨とともに生きたまちの歴史と文化が見えてくる。
日本海の荒波によって侵食された「海上アルプス」と呼ばれる奇岩が並び立つ、長門市の名勝、青海島(おおみじま)。 風光明媚な景観を横目に、島での人々の暮らしと文化を感じながら歩く。
長門市の階段巡り。歩き疲れたあとはネコと戯れ、高台にある温泉から仙崎を一望。 日が暮れてゆく…今日も良い一日だった。
深川湾に面した漁村集落には嘗て街道が通り、今でも細い路地を歩けば古い町並みが残る。
「ふったり、やんだり、小ぬか雨…」 みすゞが「瀬戸の雨」で詩ったように、突然の雨に降られ、ネコと一緒に雨宿り。
童謡詩人 金子みすゞの出生の地であり、作品中にもたびたびまちの情景が描かれている仙崎。 日本海側屈指の良港を有する地で、彼女の愛した風景を辿る。あとネコ。
重伝建地区から少し離れ、盛り場の風情が漂うエリアを散策。
日本海に注ぐ阿武川の河口部に立地する萩の港、浜崎地区。 江戸時代の敷地割に町家が数多く残るこの地区は重伝建に選定され、虫籠窓や格子、なまこ壁が連なる町並みを形成する。 浜の香りに誘われたネコとの邂逅を楽しみながら歩く。
長門市の階段巡り、向津具半島から日本海に沿って東へ進むと見えてくるのは大きな夫婦岩。慶長の大津波によって顕現したと言われるこの大岩のてっぺんに祀られているのは、漁港を見守る観音様。穏やかな湾を見下ろす集落の階段を歩く。
長門市の漁村には、捕鯨で栄えた集落がいくつか存在するが、川尻漁港もその一つ。 住宅地に張り巡らされる路地の多くは袋小路で、すぐに道に迷ってしまう。いや、そんな時間が楽しいということを知っているから、迷うために歩いているのかもしれない。
日本海を望む沿岸部に豊かな漁場が広がる長門市。 本州の最西北端に突き出た向津具半島にも、いくつかの景勝地とともに天然の良港が点在する。初秋、まだ夏の残り香を色濃く残した小さな漁村集落の階段と、ネコ。
壇ノ浦に多く生息する平家蟹は、その甲羅がまるで敗れゆく平家の武士たちの怨念を宿したかのような形相に見えることから、平家の亡霊の化身と言われる。彦島にはその他にも平家にまつわる伝承が多く残されているが、それが転じたのか、北西部にはかつて「鬼ヶ…
石州左官による鏝絵が残る家並みと、遠浅で穏やかな海。 定置網漁で栄えた室津のまちを、初夏の日差しを浴びながら歩く。
今回も友人と徘徊の記録。日が傾きかけた下関駅の周辺を歩く。 海峡のまちならではの磯の香りを感じる小路と、夜の階段。