階段巡り
知らないまちの、知らない階段。 観光要素があるわけでもなく、わざわざ訪れるような商店も無いが、生活と良い階段がある。
階段巡りの醍醐味は古い石段だけではない。比較的新しいコンクリ階段も乙なもの。 坂の多い地区に形成された住宅街の階段を巡る。
歴史的な合戦の地、壇ノ浦に残る信仰の痕跡。 桜のほころぶ時期、美しき石段を歩いた。
市街地からちょっと歩けば、生活道としての石段がこんなにもたくさん残っている。 我がまちながら、その風景の尊さに感動を禁じ得ない。
石段、石垣、石蔵…令和になろうと暮らしと石との関係は切っても切り離せない。 人々の営みの中で歴史を積み重ね続ける。
建物の合間を縫うように張り巡らされる路地。 昼下がりの陽気に微睡む猫たちと、階段のある暮らし。
或る階段マニアをして、「下関で最も美しい」と言わしめた煉瓦敷きの階段。 ひんやりとした夕の空気に、温かみのある煉瓦の赤色。
洋館の建ち並ぶ古い別荘街を抜けると、石段の上に築かれた家屋群。 猫の足跡とともに残された、道路拡張の名残。
かつて官公庁が置かれた地区のほど近くに、高級住宅街だったころの名残。 丘の上に建ち並ぶ瀟洒な邸宅らは、まちの変遷を見守り続けてきたのであろう。
昭和の薫りを色濃く残す通りは、歴史の生き証人。 細くうねる小路に見る時代の変遷。
切通のような石垣の間の階段に、思わず感嘆の声が漏れる。 上田中町編、これにてひと区切り。
市政の中心地区も、少し路地へ分け行ってゆけば階段パラダイス。
まち歩きの最中に出くわす郷愁の小路。 歩いたことのないまちの景色が、こんなに愛おしく思えるのはなぜだろう。
歩けど歩けど階段が尽きない、上田中町。 下関随一の階段密集地は、底しれぬポテンシャル。
まるで城郭のような石垣に巡らされる階段。 てっぺんから見渡せば、市井の暮らしが見えてくる。
「丸山」という地名は各地に存在するが、おそらくそれらに共通して言えるのは"小さな丘陵地帯"ということだろう。そりゃ"丸い山"ですからね… 小高い台地に築かれた、無数の階段郡を巡る。
コンクリと石、暮れゆく空…すべてが灰色に染まる瞬間がある。 冬の階段巡り。
かつての市街地中心部、小高い丘状エリアは市内屈指の階段密集地帯。 未だ再開発を免れている町並みで、路地をさまよい石段を巡る。
都市部において生活道としての石段があまり見られなくなってきた昨今、"市政"の中心地区に"市井"の石段が残される。 夕暮れの階段巡り。
平地が少ないため、丘を切り開き形成された住宅地。 そこで見つけた郷愁の小路に、住人たちの生活の香りを感じた。
官公庁舎の周辺に残る古くからの町並み。 市政の中心地に潜む重厚な石段に、このまちの歴史の積み重ねがある。
どうしてそんなところに建造物を……と感嘆せずにはいられない、驚異の建築様式。 崖上に聳えるミステリアスな社寺に、高所恐怖症の男が挑む。
江津と高津、"津"の間にあるから「津間」…それが転じて「津摩」となった(諸説あり)漁村に、城のように聳える素封家の邸宅。 日本海に突き出た小さな半島の、小さな集落を巡る。
密集する階段の存在を全く予想しなかった集落。 これだから知らないまちを歩くのはやめられない。
埋立地に作られたフェリーターミナル、その近くの集落はかつて漁師町であったが、明治以降の石灰石の採掘事業によって一時繁栄したものの、現在は静かな時間が流れている。 大きな貯水タンクが聳える、小さな階段集落を歩いた。
保戸島の階段巡りもとりあえず最終章。 再訪を胸に誓い、"階段の聖地"をあとにする。再び船に揺られ、本土へ。
島で迷い込んだ猫たちの楽園。 細い路地を進めば、彼らが先立って案内してくれる。
トマソン、タイル、島ネコを採集しつつ島の南端まで。 ゆるりとした時間が流れる。
細い路地を抜けた先で待っていたのは、まるで枝分かれする木々のような階段。 登った先はいったいどこへ続くのか、全て知るまで帰れない。
狭隘な路地にぽっかり空く、建物があった場所。 そこに残される基礎やタイルから、取り壊される前の間取りを想像する。 見えてくるのは、かつて生活があった空間。