北九州市
門司港駅よりやや離れたところに、瀟洒な洋館付き住宅が建ち並ぶ地区がある。 観光地の風情とは異なる生活の息づく住宅街の家並みのなか、その建物はひときわ存在感を放つ。 「門司の三羽烏」と呼ばれたうちのひとり、その豪商の旧邸宅へ。
門司区の階段巡り、緑豊かな公園の木陰でひとやすみ。
門司区の階段巡り、斜面に並ぶ家々の間を縫いながら。
黒崎駅前の商店街巡り、いくら歩いても全容を掴むことのできないほどのアーケードと、夜の街の昼の姿。
黒崎駅前の商店街散策、メイン通りを横に繋ぐ細い路地や市場を抜けていく。 噛めば噛むほどに、歩けば歩くほどに旨味を感じるような、味わい深いアーケードとスナック街。
黒崎駅前の商店街、規模が大きいため何度訪れても新たな発見があって面白い。 市場の中へ。
黒崎駅前の商店街散策、アーケードから外れた路地の景色も見ていこう。
駅を中心に、半放射状に広がる大規模なアーケード商店街・市場を形成する黒崎。 かつての宿場町であり、官営八幡製鐵所の発展とともに大いに栄えた繁華街は、その高まったエネルギーを時代とともに少しづつ緩めていく…
全国的にも類を見ないほど現存する木造アーケードが多い北九州市。 その中でも比較的小さな市場にスポットを当ててみよう。地元住人の生活を支える商店は今なお静かに営業し、各家庭の食卓に彩りを添える。
小倉城下にあって、森鴎外をはじめとする偉人たちに所縁のある文化的な地区であった京町。長崎街道の起点であり古くからの商店などが残る一方、一部地区はネオンが怪しく輝く盛り場へと変容を遂げた。雑多なエネルギーに溢れる歓楽街の雑踏に揉まれる。
豊前国の寒村であった柳ヶ浦村…現在の門司駅周辺は、明治期に入り鉄道が敷設されたことで工業進出が始まり大いに発展した。それに伴い周辺には市場や商店街が開かれ多くの人で賑わったという。繁栄の名残を探して歩く。
門司と聞いてほとんどの人がイメージするのは…いわゆる"門司港"の風光明媚な町並みであろう。 豊前国企救郡から日田県〜小倉県へ、そして福岡県北九州市門司区へと移りゆく過程の中で発展した、旧大里駅=現在の門司駅周辺の町並みを探る。
麗しき近代建築を堪能した後、ネコチャン!のいるカフェにておやつタイム。 こんなにも魅力的なまちの夕暮れを修辞する言葉を、僅かにも持ち合わせていないぼくの無風流なさまを笑ってくれ…
かつて日本一の石炭積出港であった若松の往時の隆盛は凄まじく、海岸沿いには今なお多数の近代建築が。まちのシンボルでもある赤い橋に見守られながらどっしりと佇む煉瓦造りのビルで、「大正ロマン」の意味を知る。
最盛期には何十件もの銭湯があったというが、現在も営業しているのはたったの3軒のみ… 湯のみならず、人情味あふれる常連さんたちと、番台のワンコに癒やされる。
2022年4月19日未明、「北九州市の台所」として親しまれている市場で大規模な火災が発生、市民に衝撃を与えた。 40以上もの店舗が焼損し、近く予定されていた再開発計画にも支障をきたす模様… 形あるものは、いずれ失われる。「いつか」「そのうち」なんてあてにな…
門司区 風師地区の階段巡り、公園の名前などに何故か残る他国の地名…疑問を思い浮かべながら歩く。
門司区の階段巡り、全国屈指の階段密集地帯であろう風師エリアを南下。
門司港の階段巡り。市街地から少し離れ、風師地区へ。
門司港の階段巡り、3号線に沿って南へ。
日本有数の階段密集地である門司港エリア。海を望む旧料亭群と、海峡を行き交う船。 栄華を誇ったまちの小路を往けば、ノスタルジックな出会いに心ときめく。
明治後期から国際貿易港として栄えた門司港。 最盛期は50軒近くもの高級料亭が軒を連ね、それらをして「不夜城」とまで言わしめた。 清滝地区には、政治家や財界人も度々訪れた料亭や旅館などが多く見られたが、そのいくつかは現在でも残り、在りし日の隆盛を…
かつて筑豊炭田で産出された石炭を輸送し、北部九州の近代化を支えた人工河川、堀川。鉄道の敷設により運河としての役割を終えてなお、洞海湾に注ぐ「新々堀川」沿いには多くの商店や宿が軒を連ねていた。 近く駅前の再開発によって消えゆくスナック街の看板は…
折尾駅と聞いて、東筑軒の「かしわめし」が思い浮かぶ人は多いだろう。九州を代表する駅弁である。駅構内のうどんも美味い。 駅前に並ぶ堀川運河沿いの飲食店街は、まさに昭和の代名詞。 しかしそんな景色ももう見納め。再開発真っ只中の駅周辺を散策。
階段目的ではない街歩きの最中でも、好みの階段を見つけるとひと昇りしてしまう…それが階段巡りistの性…。 門司区 東門司 〜 畑田周辺の階段。
八幡西区の幹線道路沿い、郊外型の大型店が建ち並ぶこのエリアに、昭和に取り残されたままの小さな市場がある。間口の広い木造アーケードは、ぽかんと大きく口を開けた顔みたいで、未だに人が来るのをのんびり待ち続けているかのようだ。
丸山吉野町から春日町へ、車の往来の激しい2車線のトンネルが2本、その上には北九州最古のトンネルが今なお残る。ひっそりとした素掘りのトンネルの中を歩けば、汗ばんだ肌もひんやりと。 旧トンネルの更に上には、かつて唯一山の向こうへ渡る手段だった峠道…
その昔、門司港側から裏門司と呼ばれた周防灘に面した地区へ訪れるには急峠を超えなければならず、交通の難所であったと言われる。現在ではトンネルが開通し、道路も整備され不自由なく通れるようになったが、トンネルの上には旧トンネル、更にその上に峠道…
夕暮れ時、開店の支度を終え、軒下に暖簾を掲げる店主。看板の電飾が灯された店の前を通ると、食欲をそそる香り。既に出来上がってる常連の声も聞こえてくる。 今夜はどこで何を食べようか。どこで飲もうか。
最盛期には多くの港湾関係者で賑わったであろう門司港の夜、その中心は栄町だった。数え切れないほどの飲食店に劇場、キャバレー、雀荘…。それらのほとんどは既に残っていないが、新しくできたものもある。 移ろってゆく様子と、昔から変わらないもの。どち…