北九州市
瀟洒な洋館の傍らに佇む日本館、その見事な対比に唸らされる。 明治期の貴紳住宅、その真髄を見た。
"日本近代建築の父"が手掛けた数々の作品の中でも、他の代表作とはやや趣を異にする貴紳住宅。 豊かな曲線によって織りなす西洋の普遍的な美と、ジャポニズムの融合。
あまりにも瀟洒なアール・ヌーヴォーの洋館と、日本庭園の対比が織りなすクラシカルな空間は、まさに"華麗なる一族"と呼ぶに相応しい富豪の邸宅。 時代を超えて受け継がれる本物の美しさに会いに。
明治初期、炭田採掘によって莫大な財を成し実業界・政界に進出した、「筑豊御三家」。 そのうちのひとり、北九州の、いや日本の産業近代化の礎を築いた炭鉱王…今や世界に進出する大企業の創始者の邸宅を訪ねた。
密集する階段の存在を全く予想しなかった集落。 これだから知らないまちを歩くのはやめられない。
埋立地に作られたフェリーターミナル、その近くの集落はかつて漁師町であったが、明治以降の石灰石の採掘事業によって一時繁栄したものの、現在は静かな時間が流れている。 大きな貯水タンクが聳える、小さな階段集落を歩いた。
とある住宅街で周辺の地図をチェックすると、思わず二度見してしまう名前の"坂"… 早朝、知らないまちを歩いた。
良き友と飲む酒はいつもより旨い。 すっかり上機嫌で歩く夜の門司港であったが、気分は一転、事件発生…
気の置けない友人と再会(とほぼ初対面)した夏。 ともに歩き、よく見知ったまちを案内するつもりが、自分とは違う視点が新たな発見をもたらしてくれる。複数人で散策する醍醐味。
たった5分間の航海。 うだるような暑さの中、潮風を受けながら海峡を渡る。
門司港駅よりやや離れたところに、瀟洒な洋館付き住宅が建ち並ぶ地区がある。 観光地の風情とは異なる生活の息づく住宅街の家並みのなか、その建物はひときわ存在感を放つ。 「門司の三羽烏」と呼ばれたうちのひとり、その豪商の旧邸宅へ。
門司区の階段巡り、緑豊かな公園の木陰でひとやすみ。
門司区の階段巡り、斜面に並ぶ家々の間を縫いながら。
黒崎駅前の商店街巡り、いくら歩いても全容を掴むことのできないほどのアーケードと、夜の街の昼の姿。
黒崎駅前の商店街散策、メイン通りを横に繋ぐ細い路地や市場を抜けていく。 噛めば噛むほどに、歩けば歩くほどに旨味を感じるような、味わい深いアーケードとスナック街。
黒崎駅前の商店街、規模が大きいため何度訪れても新たな発見があって面白い。 市場の中へ。
黒崎駅前の商店街散策、アーケードから外れた路地の景色も見ていこう。
駅を中心に、半放射状に広がる大規模なアーケード商店街・市場を形成する黒崎。 かつての宿場町であり、官営八幡製鐵所の発展とともに大いに栄えた繁華街は、その高まったエネルギーを時代とともに少しづつ緩めていく…
全国的にも類を見ないほど現存する木造アーケードが多い北九州市。 その中でも比較的小さな市場にスポットを当ててみよう。地元住人の生活を支える商店は今なお静かに営業し、各家庭の食卓に彩りを添える。
小倉城下にあって、森鴎外をはじめとする偉人たちに所縁のある文化的な地区であった京町。長崎街道の起点であり古くからの商店などが残る一方、一部地区はネオンが怪しく輝く盛り場へと変容を遂げた。雑多なエネルギーに溢れる歓楽街の雑踏に揉まれる。
豊前国の寒村であった柳ヶ浦村…現在の門司駅周辺は、明治期に入り鉄道が敷設されたことで工業進出が始まり大いに発展した。それに伴い周辺には市場や商店街が開かれ多くの人で賑わったという。繁栄の名残を探して歩く。
門司と聞いてほとんどの人がイメージするのは…いわゆる"門司港"の風光明媚な町並みであろう。 豊前国企救郡から日田県〜小倉県へ、そして福岡県北九州市門司区へと移りゆく過程の中で発展した、旧大里駅=現在の門司駅周辺の町並みを探る。
麗しき近代建築を堪能した後、ネコチャン!のいるカフェにておやつタイム。 こんなにも魅力的なまちの夕暮れを修辞する言葉を、僅かにも持ち合わせていないぼくの無風流なさまを笑ってくれ…
かつて日本一の石炭積出港であった若松の往時の隆盛は凄まじく、海岸沿いには今なお多数の近代建築が。まちのシンボルでもある赤い橋に見守られながらどっしりと佇む煉瓦造りのビルで、「大正ロマン」の意味を知る。
最盛期には何十件もの銭湯があったというが、現在も営業しているのはたったの3軒のみ… 湯のみならず、人情味あふれる常連さんたちと、番台のワンコに癒やされる。
2022年4月19日未明、「北九州市の台所」として親しまれている市場で大規模な火災が発生、市民に衝撃を与えた。 40以上もの店舗が焼損し、近く予定されていた再開発計画にも支障をきたす模様… 形あるものは、いずれ失われる。「いつか」「そのうち」なんてあてにな…
門司区 風師地区の階段巡り、公園の名前などに何故か残る他国の地名…疑問を思い浮かべながら歩く。
門司区の階段巡り、全国屈指の階段密集地帯であろう風師エリアを南下。
門司港の階段巡り。市街地から少し離れ、風師地区へ。
門司港の階段巡り、3号線に沿って南へ。