少し肌寒い曇天の港町散策、漁村集落とはまた違った工業港の風情。
駅から少し離れたエリア、長屋や社宅が建ち並ぶ地区は、戦前からの基幹産業の名を冠した町名が付けられていた。 周辺にはかつて労働者たちの憩いの場が広がる。工業地区のまち歩き。
路地裏のスナック街を歩けば、人よりも多く出会うネコたち。 夜の賑わいはとは程遠く…
良質な石灰岩地層により古くからセメント産業が栄え、それにちなんだ地名もつけられるほどの発展を遂げてきた津久見。昭和末期以降は人口の減少が続き、やや哀愁の漂う駅前は、セメントと同じ灰色の空がよく似合う。
歴史的な機関庫のみを目的に訪れて、それだけを見てすぐ帰ってしまうにはあまりにも惜しい。 駅前商店街と盛り場、見逃せない町並みがある。
九州唯一の扇形機関庫は、「童話の里」玖珠町のシンボルのひとつ。 かつて駅を中心に発展した、豊後森の町並みを歩く。
穏やかな午後の散歩、まるで実家のような居心地の温泉にて蕩けた後の一服。 夏にはたくさんのホタルの舞う清流沿いの喫茶店にて。
かつて存在した長門鉄道、その軌道に沿って歩く。 田園地帯に発達した市の名残を探した。
良い路地にはネコがつきもの。路地歩き、ネコ探し…どちらがメインなのだろう? 夏の終わり、関東への帰路につく友を見送る。
カメラと財布を失くし、傷心のなかにある友人とゆるり食べ歩き。 あてもなく、ただのんびりと。
良き友と飲む酒はいつもより旨い。 すっかり上機嫌で歩く夜の門司港であったが、気分は一転、事件発生…
気の置けない友人と再会(とほぼ初対面)した夏。 ともに歩き、よく見知ったまちを案内するつもりが、自分とは違う視点が新たな発見をもたらしてくれる。複数人で散策する醍醐味。
たった5分間の航海。 うだるような暑さの中、潮風を受けながら海峡を渡る。
宿泊先のすぐ前に屋台がある、これで飲まずにいられようか。 福岡の夜、今日も今日とて飲み明かす。
煌めくタイルに囲まれた階段を降りていけば、そこには静かな喫茶店。 都会の喧騒を忘れ、しばし読書を楽しむコーヒーブレイク。
日本有数の都市部、そのビル群の谷間に残る昭和の香り…。 福岡の夜は長い。
神勅により地上に降り立った天孫を祀る地にて温泉巡り。 日本で最初に指定された国定公園の自然に包まれた湯。
念願だった湯に沈み、夏の終わりに想いを馳せる… 山奥の旅館での蕩けるようなひととき、看板ネコチャンの接待を受けながら。
都城の市街地散策、盛り場と商店街を行ったり来たり。 暑さから逃れるように入った喫茶店のアイスで涼を取る。
宮崎県第二の都市、都城市。 西都城駅前近くに、規模は小さいながらも多くの店が犇めく飲み屋街が形成されていた。 盛り場の喫茶店でブランチを食す。
学生の頃に住んでいたまちを少しだけ歩いた。 ぼくが知っている「あの頃」のまちは、いま…
学生の頃に住んでいたまちを少しだけ歩いた。 10年と少し前に過ごした場所を久しぶりに訪れて、あのときの記憶を探した記録。
久方ぶりの東京遠征、最終日に訪れたのは学生時代を過ごしたまち。 近い未来に消えゆく名建築と、既に無くなってしまった名建築の跡地。 都会の移りゆく速度は、あの頃の感傷に浸ることも許してはくれない。
団地の商店街の散策を終え駅前に移動。初会を祝する酒をどこで飲もうか彷徨う。 更けていく赤羽の夜。
淡く柔らかな夕景が瞼に焼き付き、ノスタルジックな気分になって鼻の奥がむず痒くなる。 そんな団地の商店街での。
巨大な団地群の一角に突如として現れる商店街、かつて高度経済成長期の盛り上がりとともに多くの人で賑わったであろうその空間の匂いを嗅げば、見たこともないはずなのに何故か浮かび上がる昭和の原風景。 郷愁のまちを歩く。
久しぶりの東京で出会ったのは、Twitterを介して知り合った共通の趣味を持つ友人たち。 初対面とは思えない濃密な時間を共有し、この都市ならではの活気を肌で感じた。
凛々しかったり、おどけていたり、しょんぼりしていたり… 様々な表情を見せる狛犬たちは、体型やポーズも千差万別。
狛犬、こまいぬ。 高麗犬、拒魔犬、胡摩犬……とその名の由来は諸説あるが、神殿を護るため参道にて佇む獅子の姿は我々にとって馴染み深いものだろう。 そんな空想上の生き物たちのなかでも、ちょっと不思議なヤツらを探しに。
山陽道のその宿場町は、緩やかな坂道の中に形成された。 呼び声が近くに聞こえることから転じて地名となった集落の、優しい町並みを往く。