喫茶店
「音楽の町」と呼ばれる石見銀山の玄関口。 県内で唯一、平成の大合併を経験しなかった小さな集落で、かつての繁栄の名残を探す。
過去に何度もフラれ続けていた喫茶店に、念願叶ってようやくの入店。 まちの変遷を見守ってきた憩いの場は、今なお駅前で入店のベルが鳴るのを待っている…。
穏やかな午後の散歩、まるで実家のような居心地の温泉にて蕩けた後の一服。 夏にはたくさんのホタルの舞う清流沿いの喫茶店にて。
たった5分間の航海。 うだるような暑さの中、潮風を受けながら海峡を渡る。
宿泊先のすぐ前に屋台がある、これで飲まずにいられようか。 福岡の夜、今日も今日とて飲み明かす。
煌めくタイルに囲まれた階段を降りていけば、そこには静かな喫茶店。 都会の喧騒を忘れ、しばし読書を楽しむコーヒーブレイク。
都城の市街地散策、盛り場と商店街を行ったり来たり。 暑さから逃れるように入った喫茶店のアイスで涼を取る。
宮崎県第二の都市、都城市。 西都城駅前近くに、規模は小さいながらも多くの店が犇めく飲み屋街が形成されていた。 盛り場の喫茶店でブランチを食す。
日本最初の天満宮のあるまち、防府。 至る所に飾られた紙垂が、道真公の御聖日ををまちぐるみで奉祝するムードを高める。 そしていつもの純喫茶へ。
居心地の良さに2日続けて訪れた純喫茶、火照った身体にパフェのアイスクリームが沁みる… 防府天満宮の周辺を巡る。
うだるような暑さにヤラれ、涼を求めて飛び込んだのは山頭火の句碑が立つ老舗の純喫茶。 「あさせみ すみ通る コーヒーをひとり」
門司と聞いてほとんどの人がイメージするのは…いわゆる"門司港"の風光明媚な町並みであろう。 豊前国企救郡から日田県〜小倉県へ、そして福岡県北九州市門司区へと移りゆく過程の中で発展した、旧大里駅=現在の門司駅周辺の町並みを探る。
麗しき近代建築を堪能した後、ネコチャン!のいるカフェにておやつタイム。 こんなにも魅力的なまちの夕暮れを修辞する言葉を、僅かにも持ち合わせていないぼくの無風流なさまを笑ってくれ…
かつて日本一の石炭積出港であった若松の往時の隆盛は凄まじく、海岸沿いには今なお多数の近代建築が。まちのシンボルでもある赤い橋に見守られながらどっしりと佇む煉瓦造りのビルで、「大正ロマン」の意味を知る。
昼前から歩き始めたのに、いつもよりのんびりしたペースだったので夕方になってしまった。 そろそろ帰ろうかと思っていたが、甘味と酒の誘惑に負けて…
島根への小旅行も最終盤、前々から行きたかった老舗喫茶へ。 夕暮れの駅前は、少し寂しくて…旅の終わりを惜しむぼくの心象が、そのまま空に投影されていた。
古くは仲哀天皇が滞在され豊浦宮(とゆらのみや)を興し政務を摂り、戦国時代には長府毛利家の城下町として栄えた長府。歴史あるまちの中心地からやや外れると、眼下に関門海峡を望む階段が。
石州街道の起点であり、山陽道とも交わる交通の要衝であった小郡。 かつては河港として賑わい、近世に入ってからは干拓によって栄えた。 町制が施行された後も豊かな税収により発展していたものの、山口市に吸収合併。しかし実質山口市の中心地といっても過…
壇ノ浦の戦いに敗れ、滅びゆく平家の女官たちが身を売り遊女となったことに端を発して成立した「稲荷町遊廓」。廓の発祥とも言われるこの地において、遊女は白足袋を履くことを許され、客の上座に座る格式高いものであったという。 古くから下関の中心であった…
栄町銀天街には、二つの個性的な路地が面している。 貧しさを卑下せず謳い、旅を愛した奔放な女流作家と、全国にその名を轟かせた、九州最強、伝説のヤクザ。波乱万丈な人生を送った二人と縁の深い小路は、今でもひっそりと人が訪れるのを待っている。
門司港にはアーケード付き商店街が4箇所存在するが、そのうち3箇所は老松町内にある。ショッピングセンターが台頭するこの時代において、個人商店ばかりの商店街など、もはや必要のない存在なのかもしれない…とぼくは思いたくないのだ。人情?郷愁感?なぜだ…
実は今回の(といっても随分前の話ですが)尾道観光のメインの目的は、市街地ではなく因島にありました。しまなみ海道の風光明媚な風景に目もくれず目指したのは、どうしてもこの目で拝みたかったトマソン。
観光地に行ったときに、日中の盛り場や変なビル、おおよそ観光とはかけ離れた寂れた路地などが気になってしまい、観光スポットに集中できないぼく。この病気どうやったら治りますか…? 坂のまち、猫のまち、古寺のまち、尾道。 風光明媚な瀬戸内の景色と、昭…