飲み屋街・盛り場
何度も歩いて馴染んでいたつもりの景色は、少し目を離すと姿を消してしまいそうな儚さを内包している。その実、無くなってしまった風景や建物も少なくはない。 今ではほとんど往来のない小路、その先は…。
駅から少し離れたエリア、長屋や社宅が建ち並ぶ地区は、戦前からの基幹産業の名を冠した町名が付けられていた。 周辺にはかつて労働者たちの憩いの場が広がる。工業地区のまち歩き。
路地裏、昼のスナック街を歩けば、人よりも多く出会うネコたち。 夜の賑わいとは程遠く…
良質な石灰岩地層により古くからセメント産業が栄え、それにちなんだ地名もつけられるほどの発展を遂げてきた津久見。昭和末期以降は人口の減少が続き、やや哀愁の漂う駅前は、セメントと同じ灰色の空がよく似合う。
歴史的な機関庫のみを目的に訪れて、それだけを見てすぐ帰ってしまうにはあまりにも惜しい。 駅前商店街と盛り場、見逃せない町並みがある。
良き友と飲む酒はいつもより旨い。 すっかり上機嫌で歩く夜の門司港であったが、気分は一転、事件発生…
気の置けない友人と再会(とほぼ初対面)した夏。 ともに歩き、よく見知ったまちを案内するつもりが、自分とは違う視点が新たな発見をもたらしてくれる。複数人で散策する醍醐味。
宿泊先のすぐ前に屋台がある、これで飲まずにいられようか。 福岡の夜、今日も今日とて飲み明かす。
日本有数の都市部、そのビル群の谷間に残る昭和の香り…。 福岡の夜は長い。
都城の市街地散策、盛り場と商店街を行ったり来たり。 暑さから逃れるように入った喫茶店のアイスで涼を取る。
宮崎県第二の都市、都城市。 西都城駅前近くに、規模は小さいながらも多くの店が犇めく飲み屋街が形成されていた。 盛り場の喫茶店でブランチを食す。
団地の商店街の散策を終え駅前に移動。初会を祝する酒をどこで飲もうか彷徨う。 更けていく赤羽の夜。
再開発によって綺麗に明るくなった駅前で、路地を一本中に入れば昭和の風情が香る。 夜はネオンが浮かび上がるエリアを、昼下がりに歩く。
駅前の盛り場に残るバブルの香り…瀬戸内の工業地帯を支えた労働者たちの憩いの場は時代とともに廃れゆく。 夏の日差しに照らされたスナック街を歩く。
半宿の在郷町の名残と少し寂しい盛り場。 行橋の町並みを歩く。
黒崎駅前の商店街巡り、いくら歩いても全容を掴むことのできないほどのアーケードと、夜の街の昼の姿。
黒崎駅前の商店街散策、メイン通りを横に繋ぐ細い路地や市場を抜けていく。 噛めば噛むほどに、歩けば歩くほどに旨味を感じるような、味わい深いアーケードとスナック街。
黒崎駅前の商店街、規模が大きいため何度訪れても新たな発見があって面白い。 市場の中へ。
黒崎駅前の商店街散策、アーケードから外れた路地の景色も見ていこう。
駅を中心に、半放射状に広がる大規模なアーケード商店街・市場を形成する黒崎。 かつての宿場町であり、官営八幡製鐵所の発展とともに大いに栄えた繁華街は、その高まったエネルギーを時代とともに少しづつ緩めていく…
小倉城下にあって、森鴎外をはじめとする偉人たちに所縁のある文化的な地区であった京町。長崎街道の起点であり古くからの商店などが残る一方、一部地区はネオンが怪しく輝く盛り場へと変容を遂げた。雑多なエネルギーに溢れる歓楽街の雑踏に揉まれる。
下関の日本海側、その大部分が海岸線近くに走る国道191号線「北浦街道」に沿って、山陰の小さな町を見ていく。 風光明媚な眺望の中にある、人々の暮らし。
豊前国の寒村であった柳ヶ浦村…現在の門司駅周辺は、明治期に入り鉄道が敷設されたことで工業進出が始まり大いに発展した。それに伴い周辺には市場や商店街が開かれ多くの人で賑わったという。繁栄の名残を探して歩く。
門司と聞いてほとんどの人がイメージするのは…いわゆる"門司港"の風光明媚な町並みであろう。 豊前国企救郡から日田県〜小倉県へ、そして福岡県北九州市門司区へと移りゆく過程の中で発展した、旧大里駅=現在の門司駅周辺の町並みを探る。
夕方なのに千鳥足。そういう大人とは無縁だと思っていたのだが… 休日の徘徊ライフ、もういいかげんお家に帰りましょうかね…
昼前から歩き始めたのに、いつもよりのんびりしたペースだったので夕方になってしまった。 そろそろ帰ろうかと思っていたが、甘味と酒の誘惑に負けて…
缶チューハイ片手にのんびり歩く休日の昼下がり。 微醺を帯びた顔に冬の冷たさが心地よい。
珍しく車を置いて電車で出かけた休日、朝のアルコールは格別。 冬の日の路地巡り、ほろ酔いになって歩く。
観光となると温泉津温泉や石見銀山の大森地区の影に隠れがちではあるが、大田市駅周辺の古い町並みにも嘗ての繁栄が見て取れる。三瓶山に見守られ、石見国を出雲国を結ぶまちを歩いた。
島根県最大の面積を誇る益田市は、中世 大和政権下において西の拠点として大陸との交易で賑わったという。日本海の荒波と中国山地の豪雪…厳しくも豊かな自然に抱かれた人々の営みを辿る。