とある住宅街で周辺の地図をチェックすると、思わず二度見してしまう名前の"坂"…
早朝、知らないまちを歩いた。
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この日はオフだったのだが、妻が朝早くから知人宅に伺う用事があり、その付き添いで小倉北区の中井・朝日が丘地区を訪れた。
このあたりに来たことが無いわけではないが(馴染のうどん屋がある)、歩いて町並みを眺めたことは無い。
妻が所用を済ます間、暇だったので縦扁の散歩をしてみようと思い外へ出たのだが、至って普通の住宅街で、いつもの狭隘な路地や暗渠の徘徊に比べ、「カメラ持って朝のウォーキングがてらスナップ撮ります」的な感じで不審者感が薄れ健全である。
早速ネコチャン発見。良い一日になりそうだ。
10月、午前7時前。朝のひんやりとした空気が気持ち良い。
何か面白そうなトコあるかな、と思いスマホで地図アプリを起動すると、何やら以前にピンを建ててた場所が。とりあえず向かってみる。
さっそく到着。そう、目的地はこの坂である。
一見何の変哲もないように見える。実際特に変わったところは見当たらないのだが…
この案内板を見ていただこう。
き…きんたま坂?きんたまってあのキンタマですか?金の玉?ゴールデンボール?
ちゃんと理由を説明してくれよ…。
このきんたま坂はには悲しい由来がありまして…
昔、坂の付近に木こりの方が住んでおり、その木こりが囲炉裏端で寝ている時に、囲炉裏の火が股間に燃え移ってしまい、その出来事から名付けられたという説が伝わっているそうな…
え?
いやいやいや…唐津街道にまつわるエピソードじゃないのかよ…
他にもいくつか節があって、「かつて坂の付近で馬鈴薯が取れ、それが別名できんたま芋と呼ばれていたというもの」とか、「昔この坂で決闘があり、その一人が跪いて急所を激しく打った」とか。全部急所絡みです。
っていうか説明板も、よく見ると"昔し""にぎあい"とか書いてて味がある(はじめ"にぎりあい"に空目した)。
ちなみにこの写真乗せたツイートをしたところ、えらくバズってまとめサイトやらでも取り上げられたので、いつかの機会に再訪したのだが、そのときにもう一枚案内板を見つけまして、それがこちら。
坂の説明がやけにあっさりでシュール。
現場からは以上です。
散策を続けます。
たばこ屋コレクション。
あ!ここは…旦過市場にあったカレー屋さん!
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陽が昇ってきた。
鳥居…?
ちゅん・ちゅん。
チュン・チュン。
出勤中のサラリーマン。
この時間帯の散歩、好きなんだよなぁ。
良い下駄履き感。
素敵な窓たち。
ネコチャン!
ワンチャン!
団地の給水塔。ベロ出してるみたい。
ほんの少しの階段巡り要素。
ここで妻から着信。どうやら用事が終わったらしい。
というわけでこの日は退散。
せっかくなのでさっき話しに出たうどん屋さんを紹介しておこう。
錦うどん。
福岡のうどんといえばやわやわ麺が特徴だが、ここもやや柔らかめ。
そして甘いツユが特徴なのだ。
肉ごぼ天うどんといなり、かしわめしおにぎりを注文。海老天はサービス。
いつ来ても美味い…!駐車場がちょっと狭い道沿いにあるので注意が必要。
また別の日。あれ?暖簾が新しくなってる。
元気のいいお姉様方が手際よく作ってくれる。
このご時世でも値上げせず、なんともありがたい。
肉ちくわ天うどんを注文。
「写真撮るならもうちょっとべっぴんさんに盛り付ければよかったねぇ」とお姉さん
「いやいや、お姉さんが美人やけぇ十分すぎるよ」と言うと海老天にごぼ天までサービスしてくれた。いつもトッピングマシマシにしてくれるのでお得感たっぷり、おなかいっぱいになります。あたたかいねぇ。
せっかく"きんたま坂"まで行ったので、もう一つ紹介したいところが。
坂を下って少し北上、港湾エリアである日明地区の西港にある食堂。その名も…
ちんちn…じゃなかった
ちゅんちゅん食堂。赤い塗料は退職しやすいですからねぇ…
ぜったい狙ってるだろこれ。
焼肉定食!好きな四字熟語です。
数年前まではワンコインだったんだけど、さすがにこの情勢だと少し値上がってました。やむなし…
大盛りにするとごはんの量がすごいことになるので大食漢の方はぜひ。
ぜひきんたま坂に行かれたら、そのままぶらぶら(きんたまだけに)してちんちn…ちゅんちゅん食堂まで足を伸ばしていただきたい。
さて、今回はここまで。
それでは。