旅の締めくくりにに朝の5連浴。
温泉の香りを纏い家路につく。
前回の記事
引き続き朝の長湯温泉を歩く。
道の駅で車中泊していた人たちもぼちぼち起きだしたようだ。
向かいにはソシアルなビルがあった。屋上はビアガーデンにもなる模様。
ん…?なんか獣臭がするな…
ビルの横でうり坊(と言うにはやや大きいが)を飼っていた。
ネコチャン!
ついていく。
きゃわ。
さて、またちょっと冷えてきたので湯に入って温まるとしよう。
さすが"おんせん県おおいた"、朝早くからやっている温泉が多くて助かる。
やってきたのは町営の長生湯。
無人の温泉で、入口は珍しい回転ゲートタイプ。
200円を投入し、ゲートを回して入場。
浴槽壁面に付着した積層物が、効能を物語る。
スマホの広角で撮ると画質ふにゃふにゃになるのよね…
窓と照明の配置がバルタン星人みたい。
いい湯口だ…
前日に入浴したラムネ温泉館の前を通る。
藤森イズムあるねぇ。
モダンなんだけど、意外と町並みに溶け込んでて違和感がない。
あ、CAT横断します。
さて、もう一湯入ってから帰りましょうか。
温泉街のやや外れにあるしづ香温泉。
向かいには駐車場と、かつて使われていたであろう休憩所。
花柄のクッションフロアがいい味出してる。
うおぉ、これはすごい。
濃い成分が析出物の層を成し、まるで鍾乳洞のよう。
L字の浴槽に沈めば、体が金気臭を纏う。長湯で2番目に熱い湯とのこと。
また来よう(実際そう遠くないうちに何度か訪れているのだが)。
さて、長湯温泉から10分ほど車を走らせ、この日野最終目的地へ(まだ午前9時ぐらいだけど)。
長湯温泉と並ぶ、いや個人的にはそれ以上だと思っている日本の炭酸泉の頂点。
この建物内にある木乃葉の湯は源泉温度が高く、黄褐色の湯が特徴。露天からはくじゅう連山も望める。
建物内で受付を済ませ鍵を受け取る。ちなみに受付時に「一時間でお願いします」と言われるのだが…その理由は追って説明しよう。
この坂を降りで右側。
下ん湯は下源泉温度36度前後の高濃度炭酸泉で、春から秋にかけては(訪問時期は10月)何時間でも入っていられる心地よさなのだ。浴槽もそこまで広くないため、時間制限しとかないとすぐにぎゅうぎゅうになってしまうのだ。
ちなみにこのときは2022年1月の日向灘沖地震の影響で湯量が減少し、また建物の老朽化の影響もあり一旦休業したが、配管の詰まりを解消すると湯量が復活したため同年3月からの臨時影響期間であった。そしてこの直後に再び改修工事に入るため休業を控えていた。ギリリニューアル前に来れて良かった…。
ちなみに春の初め頃や晩秋の少し肌寒いときに入るときは、下ん湯に浸かったのち木乃葉の湯に浸かってしっかり体を温めよう。
さて、今回はここまで。