埋立地に作られたフェリーターミナル、その近くの集落はかつて漁師町であったが、明治以降の石灰石の採掘事業によって一時繁栄したものの、現在は静かな時間が流れている。
大きな貯水が聳える、小さな階段集落を歩いた。
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まだ夏の暑さが少し尾を引く10月、午前中に北九州での仕事を終え家に帰って休もうかと思っていたが、あまりにも天気が良いので少し散歩することに。
とりあえずお昼でも食べようかと、新門司フェリーターミナル前にある食堂 まりんへ向かう。
港湾関係の方々が入れ替わり立ち替わりやってくるお店で、いつも賑わっている。
働く男の飯!って感じで大変良い。
「阪九フェリー」の割り箸が添えられるのだが、社員食堂も兼ねているのかな?(名門大洋フェリーの写真食堂はターミナル内にある)
この日は日替わりのハンバーグと白身魚フライの定食を注文。サーブも爆速でよろしい。
ちなみにここにはよく立ち寄るので、写真が結構溜まってる。
ごはんの写真はここらへんにしといて…
さて、おなかも膨れたので出かけよう。なんとなく大分の日田あたりに日帰り温泉でも行こかななどと考えていたのだが、食堂を出て車を運転すること3分ぐらい、何か巨大な建造物があることに気づいた。
あれは…何?
サイロ…にしてはちょっと小さいな。
やや緑に覆われつつあるから、稼働はして無さそうな感じ。
ちょっと予定変更してこのあたりうろうろしてみようか。
理容室のある路地の先に良い階段を発見。
登ってみましょう。
型枠大工の仕事が光る。タイルもいい味出してますね。
さりげないお洒落。
小さなトマソン。
登って振り返る。船溜まりが見えた。
ふと横を見ると巨岩が聳えていた。
そういえばこのあたりって石灰岩地層で、明治以降はセメント産業で栄えたんだっけ…
ということはさっきの建造物は採石のための貯水タンクか!
以外にも、というか全く知らなかったのだが、階段の上には細い路地が広がっていた。これは散策しがいがありそうだ…
ここにもトマソン。
驚いたのは、階段の上にも更に階段が続いていたこと。
結構な高低差だ。
先程の巨岩もよく見える。更に奥には北九州空港へと続く橋。
上へ、上へ。
先分かれする階段。
こんな階段密集地が比較的近くきあったのに気付かなかったなんて…
汗ばむ肌に、潮の香りを運ぶ風が心地よい。
行き止まりになってしまいそうに思えるが、路地はあちこちへ繋がっている。
カルバートかと思いきや、片側のへきめんは石垣だ。その先にも階段は続く。
潜ってみると、変則的な分かれ道階段。
うーん、これはすごいな。
ここにも先割れ階段。
小さな花が彩りを添える。
海まで駆けていきたい。
道の真ん中に大木。
どの階段を登ろうか。
さて、今回はここまで。
次回はここから降りてくよー。
それでは。