おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

福岡市中央区 : 天神市街地ゆる散歩(3)

宿泊先のすぐ前に屋台がある、これで飲まずにいられようか。

福岡の夜、今日も今日とて飲み明かす。

前回の記事

 

 

茶店で本を読み耽ること数時間(コーヒー飲みすぎてお腹がチャプチャプだ)、外に出ると夕方のぬるい暑さを伴った風が吹いていた。

 

 

いったんホテルへ戻り、シャワーを浴びた後、再び外へと繰り出す。

腹が減った。某ひとり飯を堪能するドラマの主人公みたいな気分で出かけるも、ぼくのメインはどちらかと言うと酒である。とはいえできれば美味しいものがいいよねぇ。

 

 

そんなことを考えながら訪れたのは昨晩と同じ店。

あれこれ悩んで空腹(=ご飯が一番美味しい状態)のピークを逃すのももったいないし、今日はあまり考えずに飛び込む。しかしさすが人気店、既に満席であった。

まぁ開店直後に屋台に来る人はおそらくすぐ別のトコ行くだろう。しばし待つ。

 

 

列に並んでスマホをポチっていると順番が来たようで、席に案内される。

店員さんに「連日ありがとうございます!」と言われちょっと気恥ずかしい。

まずは古来より伝わる「トリアエズビール」という呪文を唱え、赤星を召喚した。

 

明太キノコ。えのきのシャキシャキっとした食感に、火を通した明太子の粒感が加わり大変よろしい。1品目から正解だ。
体中の失われた水分を補うようにするするっと1本目を飲み干し、2本目のビールを注文。

 

 

次に運ばれてきたのは「モチモチぎょうざ」。これがねぇ…美味いんですよ。

その名の通りモチッとした皮だが重くはなく、揚げたてのお餅のような感じもある。

 

 

輝いています…

 

 

一番端っこでやや狭い席だったが、むしろ一人飲みなら気楽である。

しばらくダラダラと飲んでいたら、隣の常連ぽいおじさんがなぜかみんなにハーゲンダッツを奢ってくれた。ありがとうございます…?

 

 

この後もどこかで飲んだはずなのだが、カメラのバッテリーが切れてしまい、スマホも電池残量ギリギリだったので写真は残っておらず…

 

 

翌朝。

やや二日酔い気味である。

ホテルをチェックアウトし、この日の主目的であるコンサート会場へ…というには少し早いな。少しうろつきますか。

福岡市内ではバットマンみたいな「福砂屋」よりも、辛子めんたいの「福さ屋」のほうがよく見かけるよね。

 

 

柳橋連合市場近くの気になってた喫茶店に向かうもお休み…

ううーむ、どうしようか。

 

 

こういうとき、福岡には「飲食店に悩んだらサンセルコに行け」という諺がありまして…(ない)

 

1979年創業のサンセルコは、昭和の風情とアートを感じるオフィスビル兼ショッピングセンターで、ここ数年のレトロブームによって(主に若い人たちに)人気が高まっているのか、今でも元気に営業中。

パスポートセンターなんかも入っていたような覚えが…。

ちょっと趣向は違うが、ぼくの大好きな有楽町ビルヂングみたいな雰囲気がある。

関連記事

 

「味のタウン」という響きがいい。

"お酒に  お食事に"

 

 

だいたい腹ペコのときはこの「ビッグ鯛はのぼる」で食べることが多いのだが、いかんせん二日酔いだったしそもそも定休日で開いていなかった(これは数年前に撮影した写真)。

軽食とコーヒーぐらいでいいな…。

 

 

しばらく彷徨うもピンとくるところが見つからず、サンセルコに隣接するホテルオークラ内の「カフェ・ローゼ」へ。

 

 

ホテル内にあるカフェということで、あまり知られていないような気がするが、こじんまりとした店内は静かで、料理も美味しくお気に入りの場所の一つ。

 

 

ブルーベリーヨーグルトを注文し、お疲れの胃をいたわる…

 

 

折よくコンサート会場はホテルすぐ向かいのホールだったので、先程古本屋で購入してきた本を読んで開演まで過ごそう。

喫煙可能なのも嬉しい。あ、楽器ケースとソファのモケットの色が同じだ。

 

 

コンサートはそりゃあもう、大変素晴らしいものでございました。

福岡滞在中に良い音がたくさん聞けて、練習意欲が高まっている。帰ったらすぐにレッスンのおさらいしよ。

しかし腹が減ってはなんとやら、せっかく来たんだし晩ごはん食べてから帰りましょう。

たまーに無性に食べたくなる「ガンナガ」。

ラーメン通にはお馴染みかと思いますが、いわゆる「博多ラーメン」っていうのはほぼ「長浜ラーメン」のことを指すと思ってもらって良いかと。最近ではどこでも当たり前のように見るようになった細麺ストレート・替え玉といった特徴は、市場関係者が多い福岡で育った独自の文化です。

 

その長浜ラーメンの「本家」といっても過言では無いのがこの「元祖長浜屋」。

「なんで"元祖"って付いてるのにわざわざ"本家"と言ったのか?」ということに気づいたあなたはスルドイ。お家騒動がありましてね…

周辺に"元祖"と冠した長浜ラーメンの店が4軒ぐらい林立してます(ガンナガ、イエイチ、イエニとか呼んで区別する)。まぁ気になる人は調べてみてください。ぼくは「ガンナガ」か「イエイチ」が好き。

 

 

しばらくぶりに来たら値上げしてる…まぁしゃあない。

そして店員さんも外国の方が随分多くなりました。

 

 

博多っ子は親の顔より見たであろうこの看板。(もっと親の顔を見ろ)

ちなみにイエイチ、イエニにも同じ看板ある。

 

 

着丼。これだよこれ。

昔は「ベタナマ」からの「ナマタマ」で注文するのが常でしたが、最近はお腹を壊しちゃうので「カタ」もしくは「ナシカタ」にしてますし、「タマ」は食べる余裕がないですね。

何の暗号かわからない人は調べてみよう!関東で言うところの二郎系みたいなもんですかね。

 

 

しかしいつからラーメンブログになったんだここは…

あまり詳細なグルメレポはこのブログの読者諸賢には需要が無いと思われるので今回はこの辺にして…

 

それでは。