再び長崎新町へ戻ってきた。
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だんだん細くなる坂道と、遠くに見える階段。
不均等ゆえの美しさというものがあることに気付いたのはいつだろうか?
縦横に走る配管や手すり。
この日は3月にしては気温が高く、しばらく歩いていると少し汗ばむほどだったが、木陰を抜けていく風が肌に心地よい。
以前も紹介した廃墟。
鮮やかな緑とのコントラストが美しくさえ思える。
ここも以前載せたハズ。お気に入りの階段。
今回は違うルートで進む。
この先のエリアからもまた「廃」の気配が漂う…
密集する長屋の間をネコのようにすり抜けていく。
生い茂る草木と対照的に、倒壊が進む廃墟群。
ゴミの不法投棄に対する警告看板が複数見られた。
まったくもって恥ずべき行為だ。いち市民として恥ずかしく思う。
不法投棄が発生していなければこんな看板などいらないのだから。
接道が狭い土地では、必ずと行っていいほど「残されタイル」を見つけることができる。
廃民家の玄関先に裸電球。もう明かりが灯ることはないのだろう。
細い路地を下っていく。
降りてくるに連れ、生活の気配。
さて、ここで目的のエリアの階段はおおよそ踏破できたのではなかろうか。
下関駅周辺編、これにて一段落。
また季節が変わったら、今回と異なる景色を見せてくれることを期待して歩いてみようと思う。
ちなみに一連のルートは、ぼくが個人的に師と崇めている、とある階段巡り人さんが作られた階段マップを参考にさせていただいている。そこに地元民ならではの土地勘を働かせながら、あっちへフラフラ、こっちへフラフラするもんだからなかなか行程通りに進まない。まぁそれこそがまち歩きの醍醐味でもあるのだが。
さあ、次はどこを巡ろうかな。(といってもブログ更新ペースが遅いので、もう次を巡り始めててかなり写真が溜まっている)
下関駅前へ戻ってきた。子供のころは怖かった地下道へ吸い込まれていく。
銭湯にでも入って帰るか〜。
それでは。