古くから朝鮮半島との交易が盛んな下関では、駅前に"リトル釜山"と呼ばれる商店街を形成する。焼肉店をはじめとする韓国料理店やキムチなどの惣菜店が並ぶ本通りを1本横に入れば、団地好きには欠かせない"改良住宅"が林立する。
県下最大のターミナル駅と、昔ながらの商店街の対比。
JR下関駅からペデストリアンデッキを渡って北、竹崎町へ。
エスカレーターを降りると車道を挟んで左右に片側アーケードが伸びる。
ここが「グリーンモール商店街」。
コリアンタウンらしい装飾の案内板。
よくわからんオブジェも出迎えてくれます。
あたりを見回せば、やはり目立つのは韓国のお店。免税店もたくさん。
チマチョゴリを扱うお店もあります。
主に市営団地や改良住宅、雑居ビルの1階部分が店舗として使用されている。
多くの建物の老朽化が進んでおり、今後の建替え・更新が望まれるものの、いろいろあって難しそうね…。
一昔前、この周辺の治安は良くなかった。いや、かなり悪かったとはっきり言える。
小さい頃は子どもたちだけで学区の外に出歩くことは禁じられていたので近づくことはなかったが、ぼくが高校生のころに付き合ってたコが、このあたりの美術予備校に通っており、放課後に通うのが危ないため付き添っていた。美術予備校に送り届けたあと、毎回駅に向かって逃げるように足早に立ち去るようにしていたのを覚えている。
しかし近年は比較的クリーンなまちに。行政が力を入れて何かをしたようにはあまり思えないが、まちの活気が失われているのは感じる。そう、ただ人が少なくなっただけかもね…。
大人になれば飲みに行くのに良いエリアである。安くて美味しいお店がいっぱい。
さて散策を続行。
商店街の中には銭湯も。
これは以前銭湯巡りの記事でも紹介した「霧島湯」。
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「煙草屋」という名のたばこ屋。
ゲームセンター跡。いつまでやってたのかな。もう大手以外のゲーセンなんて殆ど見かけませんね。
ボロボロの装テン。何屋さんだろう…?
下駄履きビルが多い。
さて、ちょっと裏手に入ってみようか。
下駄履きビルの裏がはこんな感じです。
表の通りに面した部分のお店は営業してても、こっち側はほぼ壊滅状態。
住宅部分の入口。
この市営住宅はツイコリ状で真ん中に廊下が渡してある。
これは渋いトマソン。
ビビッドな車の色が映える。右側の装テンとコーディネートしたかのよう。
透かしブロック(?)の大胆なカーテンウォール。
かっこいいけど耐震基準大丈夫なんだろうか…?
うーん、楽しい。
団地の上層部分を見上げてるだけで一日過ごせるな。
さて、今回はここまで。
次回も周辺を散策。
それでは。