よく知ってるはずのまちに全く覚えのない店がたくさんあって、こんなところに不動産屋さんあったっけ…?と思いながら物件情報を見ると聞いたことのない地名が並んでいる。
ああ、ついに俺もアタマおかしくなっちまったか、と思ってたら……
長門市場は、前回まで紹介していたグリーンモールとJRの線路を挟んで隣り合う。
以前にも取り上げたことがあるが、ちょいと変化があったので改めて記事にまとめてみた。
前回の記事
関連記事
この日は確か朝から階段巡りをしており、一区切りついたのでそろそろ帰ろうかと思っていたところ、ツイッターのフォロワーさんがちょうど下関駅近くにいたらしく、連絡を取り合って合流することに。
オススメの階段・路地を案内する途中に長門市場を通過しようと思っていたのだが…
ん?こんな看板あったか?しかも電気がついている…
こんなとこケームコーナーなんてあったっけ…?「皿屋敷商店街」?
珍しくシャッターの開いてるところがある…と思ったけど、何の店なんだ…?
結局よくわからないまま、日も暮れてしまうので目的地を目指そうとしてるとき、ふと思い出した。下関のどこかで某有名マンガの実写版映画のロケやるって妻が言ってたなぁ…コレのことか!つまりセット(撮影用構造物)ですね。
ちょっと改めてまた訪れることにして、この日は退散。
というわけでまたやって来ました。今回はツイッターの街歩き界隈でレジェンド級に有名なラジオアイコンの某氏と一緒です。
ガラスにはレトロなプリントが施されていました。今でも地方都市の鄙びたパチンコ屋とかでたまに見ますね、こういうの。
不動産屋さんの物件情報を見てみると、架空の地名が並んでいた。
良く出来てる。
よく目を凝らさなきゃセットだってわかんないかもね。
もともとあったのか、それともセットなのか判別しにくい並び。しかし「男女スタッフ急募!」のフォントは明らかに現代のものじゃないだろう。
向かいには映画館まで!いったい中はどんなふうになってるのかと思いカウンターから覗いてみると…
普通に駐車場でした。
まぁ空き店舗ばかりのまちの活用方法としてはアリなのかもしれない。
2階部分の違法建築っぽいバラックはそのままなのね…
あ、写り込んじゃった…
さて、長門市場を抜けて今浦町へ。この通りはさほど見どころはない。
もう一本北の通りに行くには、この路地を通ってアクセスするのが好きだ。
多分地元の人でもあんまり知らないであろう場所。
アパート(?)の入り口には控えめな意匠が見られる。
配管と錆、シダ。
店舗があったのかな…井戸が存在感を放つ。
見上げれば生命力たくましい植物。
抜け出てくれば大きな弧を描く一歩通行の細い通り。前述の過去記事でも取り上げた場所だ。
斜めシャッターと、足早に通り過ぎていくネコチャン。
「えびす湯」さんは現存する市内最古の銭湯。こちらについてはまた銭湯巡りの記事で取り上げたい。
不思議な形状の質屋。
最盛期には港湾関係者で賑わい、キャバレーや映画館が多く並んでいたと聞く。
そういえばあまり知られていないが、下関は床屋発祥の地でもある。
これは名店、「まんなおし」。
ぜひウチワエビの季節に訪れることをオススメする。
こっから先は新地町。
新地遊郭(新地西町)へは何度も訪れているが、またの機会に再訪の記録をまとめたい。
さて、今回はここまで。
それでは。