小さいながらも古くから諸商売が繁盛し、近世以降はフグのはえ縄漁によって栄えた集落、その家屋の密集度合いは市内随一ではないだろうか。
漁村らしい路地と、ネコの波状攻撃にすっかり虜になってしまった。
前回の下関の山陰地区の記事
下関市街地より海岸線を沿って国道191号を北上していると、海沿いから少し内陸へ向かって曲がるあたりに小さな漁港がある。
前々から気になっていた場所なのだが、いかんせん車を停められるような場所もなく、毎回素通りしていたが、とある日の仕事終わりになんとなく立ち寄ってみることにした。
「矢玉」という地名は、蒙古襲来の際に、矢と玉をこの地の者が献上したのが由来だとされている。
かつては廻船業で栄え遊里もあったといい、大正期頃からは九州や朝鮮方面でのはえ縄漁が盛んであったという。
漁村集落らしいぎゅうぎゅうに詰まった路地が入り組み、そのどこからでも海につながっている。しかしこの集落の密集度合いは、ちょっと他ではなかなか見ないほどのものであった。
そしてネコチャン!も多い。やはり漁村はこうでなくっちゃ。
このとき既に夕方でやや日が傾いていたため、より郷愁感を掻き立てる。
国道191号を挟んで内陸の方から見ていこう。
醤油醸造元兼商店。この日は店じまい後だった。
細い路地が張り巡らされる。
道に沿って緩やかに湾曲する石垣。
河口付近にあるため、集落内には水路がたくさんある。
お、門柱のトマソン。
シンプルながらも美しい看板建築(?)を発見。
どうやら歯科医院であったようだ。
ネコチャン!
先程の醸造所の裏側。煙突が見える。
車の入ってこれない細い路地をゆく。
ネコチャン!の奥に…
またもネコチャン!×5
ひっ…わたし襲われちゃうのでしょうか…
イチャついてるのを見せつけられただけだった。
背中はまかせろ!的な。
ここままでは猫ブログになってしまうので気を取り直して歩いて行こう。
家屋の間に水路。
ややトマソンみのある石段。
うお…どっちに進むか迷うやつ。
そうそう、コレも漁村らしさを感じるアイテム、タイルの流し。
集落内のいたる所に橋が架かる。
ネコチャン!
追いかけてく。
謎の建造物。倉庫?
石段の脇に何やら掘られた石柱。なんて書かれてんのかしっかり見とけばよかったな…
また行ったときにチェックしよう。
さて、今回はここまで。
それでは。
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