どこまでも続く煉瓦塀と石垣。
かつて栄えた小さな漁村集落の、美しき路地との出会い。
前回の記事
散策を続けよう。
今気づいたけどホース格納箱、すごい位置にあるな…
前回も書いたけど、ホント贅沢な石材の使い方だよなぁ。
こんな細い路地からも"夏"を感じる。
絶妙な角度で折れる細道。視界が開けるのが待ち遠しい。
開けた。
階段を登ると美容室があった。誰もいないようであったがドアが開け放たれており、整髪料なのかパーマ剤なのか、あの独特な香りが湿り気を帯びた潮風とともに抜けてきて微かに鼻腔をくすぐる。
煉瓦の朱で覆われた小路が続く。
神社の参道の階段と言われてもしっくり来るほどに整えられた石段。
煉瓦と石材のコントラストが美しい。トタン壁も同色の朱でコーディネート。
結構上の方まで民家がある。
段々と細くなってゆく階段。
表に面してない細い路地に商店(跡)があった。
置かれた台車と誰かの自転車。
赤煉瓦だけでなく鉱滓煉瓦もあった。
下見板貼りとのコンビネーションもいいな…。
石垣の積み方に島の歴史が見て取れる。
徳山湾を望む。
路傍の緑が朱と灰の路地に夏の彩りを添える。
こういう玄関良いよね…。
まいった、こんな素敵な階段に出会えるとは思ってなかったな…。
予想を遥かに超えてこの島の魅力を感じている。
小さな漁村だと侮っていたが、認識を改めないといけない。
「つち」
この上に民家はなく、小さな畑が点在していた。
さて、今回はここまで。
それでは。
つづき
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