ふらりと訪れた小さな島は、岬の重工業地帯とは対象的に長閑な漁村集落だった。
夏の日差しに焼かれる肌に、潮風が心地よい。
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墓地の裏手に続く細い路地。
ジリジリジリジリ…肌が焼けているのがわかる。
日焼け止めなどとうに流れた…
元来、暑さには弱い質なので夏は出歩かないことが多いのだが、この年(2022年の話です)は旅行支援の宿泊券の消費のために出かけまくったので、例年より日に焼けた気がする。
さぁ、どっちに進もうか…
きっとどちらも正しい。
空を仰ぐように視線を上に。なんかいますね…
なかなかユニークなお顔をしてらっしゃる…かわEわね😊
上から下から写真を撮りまくっていると、階段の途中にあるお宅からおばあちゃんが出てきて「兄ちゃん、暑いからお茶でも飲んでいき!」と声を掛けられた。
こういうコミュニケーションが、いかにも"島"って感じがしていいね。
あたたかくて、優しくて…ありがたい😭
島の暮らしについてあれこれとお話を聞かせていただく。
離島といえど架橋されており、市街地までそれほど遠いというわけではないから、さして苦労が大きいなどということはないと話されていたが、「車に乗れなくなったらどうしようかねぇ…」と言っておられたのがやけに頭に残っている。
島の人口は減っており、現在は200名ほどだと言う。
「この島が好きで離れたくは無いけどね」
そう言ったおばあちゃんの顔が、笑っているのに少し寂しそうで印象的だった。
ほんとに良いところ…
あれ、また会ったね。
ああ…求めていた原風景を垣間見た気がする。
生活のある階段…やや薄くなったトタン屋根と煉瓦の色、コンクリと石垣の白んだ質感の中に活力の漲る緑が映える。
さっき選ばなかった方へ。
しかし贅沢な石材の使い方だな。
石畳の路地が続く。
溝蓋も石造り。往時は豪商がいたのであろう。
煉瓦塀の赤に溶け込むホース収納箱。
細い路地に潜む太い円筒。何だろう?
ジグザクジグザク…入り組んだ路地。
どこに行っても煉瓦が見える。
ぽっかり広がったスペースにお地蔵様。
ぐるぐる回ってたら前回載せた貴船神社の裏辺りに出てきた。
むくり屋根の石造りの蔵まである。
石でむくり屋根って見たの初めてかもしれない。すごいな…
ずっと迷っていたい…
この軒天の反らせた部分(何ていうのかわからん)、良いよね…
セクシーだ。
緑、赤、青…どこかの国旗でありそうか色が並ぶ。
路地は続くよ。
多くのお宅は新しい建物に置き換わっており、路面も舗装が更新されてはいるが、目を閉じればぼくが見たこと無いはずの往時の情景が浮かび上がる。
よっす。
お昼寝中の2匹。
こっちは三匹。
さて、今回はここまで。
それでは。
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