
友人と巡る大阪の名建築群。
曇天の空に覆われ、重厚感を増す都会のビルディングに圧倒される。
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この日はツイッターのフォロワー女史と落ち合って、一緒にまち歩きをする予定なのだ。
行きのフェリー乗船中にお誘いいただきまして、今回がはじめましてのご対面。
待ち合わせは大阪駅構内。
合流し挨拶もそこそこに、モーニング(…いや時間的にはブランチといったほうが正しいか)でもしましょうかという流れで喫茶店へ向かう。

「Tea room マヅラ」。
数多くの名喫茶が犇めく大阪でも、ここは外せないでしょう。一度来てみたかったんです。
店先のジョニーウォーカー像が「早く入れよ」と促してくる。

店内はレトロフューチャーというか、昭和に思い描いたであろう近未来的な雰囲気。

やけにジョニ赤を推してくることからも想像がつくように、アルコール類の提供もあります。

何を食べるか悩んだ結果、タマゴサンドとコーヒのセットを注文。
提供を待つ間、改めてはじめましてのご挨拶や、とりとめのない話をする。
フォロワーさんと会う度に思うのだが、いつも初対面な感じがしないんだよな。まぁスペース(ツイッター上でのグループトーク的な機能)でお話したことは何回かあるのだが、それにしたって以前から知っていたかのような調子で、話が弾む。

走行しているうちにタマゴサンド着弾。
あれ?大阪って厚焼き玉子のサンドイッチが主流なのかと期待していたが、この店では一般的なタマゴサラダをサンドしたものであった。(美味しかったです)

フォロワーさんが頼んだハンバーグトーストも美味しそう…
次回来るときはこれを頼もう。

腹ごしらえも済んだことだし、歩いていきますかね。
店を出て気付く、ここ昨日飲んでた大阪駅前第◯ビルのどれかじゃん。

外は生憎の曇り空…のような既に少し降ってるような…
まぁこれぐらいなら傘ささなくてもなんとかなるじゃろ、みたいな。

ちなみに今回のまち歩きは、ぼく全く土地勘がないもんで彼女に任せっきりである。
この日のために事前に行先をピックアップしてくださったそうな。ありがてぇ…😭



当たり前なんだけど、飲み屋街の規模がデケェんだ…
きょろきょろしながら歩くもんだから、ハタから見ると完全にお上りさん状態。
あ、つるとんたんある。

道路向かいにいきなりカッコEビルがあるんですが。

ルーバーのような持ち送りと庇が印象的な大阪市交通局曽根崎変電所(1936)。

近づいてみるとそのいい意味での粗っぽさが際立つ。
仕上げのコンクリの塗り方も無骨である。

こうやってミニマルに切り取ると一見繊細にも感じるのだが、少し離れて眺めると彫刻的な塊感があるね。

うーん、初っ端から良いものを見た。

変電所をぐるりと回って、その先の路地の角に見えてきたのは巨大なキャノピーの新古典主義的っぽいタテモノ。

葛野壮一郎設計にによる大阪初の賃貸型オフィルビルで、近くに大阪高等裁判所があることから、法律事務所が多く居を構える。


重厚感のあるキャノピーはブロンズ製。
持ち送りも秀逸!


近くで見るとややセセッションみも感じる。

地下には床屋さんや雑貨屋さん、ギャラリーなども入っているそうな。
ちなみに内部は撮影禁止(そうとは知らず一枚撮っちゃって守衛さんに「中は📷️ダメよ〜」って言われちった、反省)。


中之島に至る、高架下に渡された橋(というか橋が先にあって後から高速道路を通したんだろうけど)にも近代建築的要素。
水晶橋というらしい。正確に言えば橋ではなく、本来は昭和4年に完成した堂島川可動堰という、河川浄化を目的として建設されたゲートだったそうだ。

向こうに見えるのは鉾流しの神事にちなむ鉢流橋。
このあたりはさすが日本の水都といった景観。博多のまちにも似たものを感じる。あるいはフランスのセーヌ川か(ちがう)。

普段ぼくが追っかけてるような集落の小さな水路とはまるで異なる、都会的で無機質な冷たさを、灰色に濁った空が際立たせる。
でもこういう景色も嫌いじゃないどころか好きなんだよなぁ。
やはり人間は水辺から離れることはできない…一日中でも見ていられるね。

先程の水晶橋を離れた位置から。
大きなアーチの上に小さなアーチを配し、リズミカルに。
さて、今回はここまで。

それでは。