炭鉱で栄えたまち、田川のレトロ商店街を散策、後藤寺編。
福岡、特に北九州はよく修羅の街とかネタにされますが、本当に修羅ってるのは筑豊、主に田川郡の香春・大任・川崎のあたりだと思います。1960年代に炭鉱が閉山し、人口の流出によって過疎化が進み、深刻な高齢化や生活保護にまつわる諸問題などを全国的にクローズアップされることも少なくありません。
ちなみにぼくのかーちゃんの実家が田川の山間の田舎の方で、おもしろスポットといえばチロルチョコの直売所ぐらいのもん、随分のんびりしたところでしたが、峠を超えた隣町では町長が役場で射殺されたり、町議が高級車窃盗団のボスだったり、談合・贈収賄バッチコイ、生保の支給日には怖いお兄さんたちが役所のロビーで集めた諭吉を数えたりしてる毎日がお祭りのような町です。夜中に通りがかって信号待ちしてると、かなりの確率でヤン車にブチ抜いていかれます。
ちなみにこれはぼくが小さい頃、この辺のお祭りに参加した時の写真だと思われる。かわいいな自分!
田川後藤寺駅前に車を停めて、バスセンター方面へ。
そういえば数年前にバスセンターが完全に閉鎖しちゃったけど、昔はものすごい本数が発着するターミナルだったなぁ。確か映画館もあって、物心ついたときには閉館してたけど、確か1回だけ復刻公演かなんかでおじいちゃんに連れていってもらって、「学校の怪談」を見た気がする。
バスターミナルの写真…なんかカメラの調子が悪くて撮ってません(-_-;)
まったくAF動かないの。というわけでピンぼけ多めですがご容赦ください。
サンシャイン感の無いサンシャイン通り。
人がいねぇ。特別見るものもないので次へ。
サンシャイン通りと道路を隔てて、そこそこ長いアーケードの田川ごとうじ銀天街。
流石にぼくが小さかった頃はもっと賑わってた記憶が。何年か前に散策しに来たときよりも更にシャッター街化してます。メイン通りには特に見所なし。以上!おしまい!
……ウソです。
目的地はココ。
木造アーケードの横丁の存在は知っていましたが、初めて潜入してみました。青果店の横は通行止めになってますが、他の店舗横からは普通に通れました。
しゃしゃしゃ、社交ダンス?ここの2階で?間違いなく床が抜け落ちます。
レトロなフォントの看板が素晴らしい。「座」の字がオシャレ。
天井部分はポリカのトタンが乗せられており、陽が差し込むためそこまで暗くはないが、ホコリっぽく、淀んだ空気が立ち込める。
何故か忍び足で歩いてしまう。
アーケードを抜け、反対側から入口を見ると、何故か上本町商店街との表記。どうやらいつのまにか途中で切り替わっていたようです。
サンシャイン通りで見つけたマスコット。
太ってもかわいい!(タピオカなんて洒落たもん田川にあったのか…)
それでは。