今回も旧門司の階段を見ていこう。
前回の記事
前回の最後に登場した、階段を上った先に玄関のあるお宅。それ自体は珍しいことではないが、こちらはまるで要塞のよう。
左のお宅は鉢植えの手入れがされていることから、現在もお住まいの方がいらっしゃると推察される。あまり踏み込んで撮影するの気が引けるのでやめておこう。右のお宅はカーテン等が取り外されていることから、無住だと思われるが、一度中を拝見したいものだ。
圧巻。
この並び…すごいぞ!
上に掛かるのは、九州と本州都を結ぶ関門橋と、めかりPAに入るための道路。
おお…
この格好良さを形容する言葉を持ち合わせていない。
ただ、凄いの一言。
石垣の上にも。
カーブと坂道、そして海…。最高だ。
この景色に見惚れないヤツなんていないだろ?
法面があろうとお構いなしだぜ。
「俺んち、空中に浮いてるんだ」
こんなふうに自慢したい。
ところで、前々からギモンなのですが、上物が解体され更地になった土地で、たまにこういうのを見かけます。
玄関ポーチやたたき部分のタイルだけを残したもの。
よく固定資産税の特例措置を維持するために基礎だけ残しているパターンを見かけますが、そうではなくて玄関部分、あるいは古い家だと浴室とか水回りのタイル部。とにかくタイルの部分のみ残ってる。
平野部だとそれほど見かけない(売れる可能性が高いからキレイにするのかな?)んですが、坂や階段の多い地域のすり鉢状の土地などに多い傾向があります。理由をご存じの方いたらぜひ教えて下さい。
コンクリート、鉱滓煉瓦、花崗岩…グレーの世界の中に、街区表示板のグリーンが良いアクセントだ。
家屋のあった痕跡と、マンホールを避けるように作られた階段。
さらに上っていくと…
お、ぼくの好物の民家をくぐる階段か?
違った…行き止まりだった。
いい具合に緑に飲まれつつある階段。奥に見えるのは…
やはり。トマソンだ。
廃校になってしまった古城小学校。現在は埋蔵文化財収蔵庫として管理されており、立ち入ることはできない。
両側からアクセスできる階段と、大胆な支柱が素晴らしいデザイン。
サビついた時計といっしょに、子どもたちの思い出が止まってしまったかのようだ。
このポストも役目を終えてしまってひっそりと佇むのみ。っていうかサビ過ぎじゃない?
結構急な角度。
この上にある施設は何だろう?
地図で見ると関門トンネルの真上にあるようだ。
事前にグーグルマップで軽く下調べして、「この辺階段少しあるな…」と思って訪れたのだが、思いの外たくさんあって驚いた。当然、ブログに載せきれるような量ではないが、おそらく町内の道は全て回れてコンプできたと思う。(個人敷地内の階段や立入禁止エリアは除く)
階段の多い門司エリア、次はどこを巡ろうか…楽しみだ。
最後に、立派な無用階段。
それでは。
※こんなブログを運営しておいてアレなんですが、路上観察、特に撮影を伴う行為は、プライバシーの問題において非常にセンシティブです。街中でのスナップ写真にも言えることですが…
撮影者のモラルによって成り立っている文化であり、グレーゾーンも多いからこそ、ルールやマナーを守って気持ちよく撮影したいものです。もし、当ブログ内において、不快な写真や表現がありましたら、気兼ねなくご連絡ください。速やかに対応いたします。今回の記事中にも個人宅が写っているものがありますが、個人その他を特定させるような意図をもって撮影しているものではございません。