庄司町の階段巡り、素敵な町並みと建築物も併せて見ていこう。
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大通りに面したところに、周辺より少し高くなった一帯がある。
石垣が築かれ、その上を煉瓦塀で囲むこのエリアは、かつての高級住宅地か何かだろうか。
ここ。
北九州において、鉱滓煉瓦ではなく普通の土煉瓦なのも気になる。
階段を昇ってみよう。
上はアスファルトで舗装され、いくつかの民家へのアクセスする。
建て替えが進み、比較的新しい家屋が並ぶ中に、ひときわ目を引くのがこの物件。どうやら無住のようだ。
瀟洒なアプローチ。
煉瓦塀の内部で更に石垣が。
反対側の入り口はスロープ状。門柱が残っているが、もしかして1軒の大豪邸があった…とは考えられないか。
ずっと昔から気になっていたエリアであるが、一体どのような場所だったのかは実際に訪れてなお不明。また追加で調査しよう。
緑の中に映える、赤い鳥居。
ここも以前から気になってたビル。どうやら建築会社のようだ。
もしかしたら昔はアパートだったのかもしれない。
やはり門司の町には鉱滓煉瓦がよく似合う。
ぼくは夏が嫌いだ、暑いのが嫌、虫も嫌。でも…
こんな路地を知ってしまった。今年の夏は、何かいいことがありそうな予感がする、そんな気になった。
ああ、この路地で蝉の鳴き声に埋もれたい…。
きっと気持ちいいぐらいに夏を感じられるだろう。
こんなに主張する排水溝に、腰掛けたくなるのはぼくだけではあるまい。
やっぱり先客がいた。
丸窓のあるアパート(?)。
全体的に無機質な印象だが、対角線上に配置された丸窓のおかげで少しだけ雰囲気が和らぐ。「頑固だけど実は優しいおじいさん」ポジションを譲ろう。
きっとこのあたりの住人しか通らない、そんな階段を見つけては小さくガッツポーズをする。
使われなくなった小学校へ至る階段には、どれだけの子どもたちの思い出が詰まっているのか。
ショベルカーのツメみたい。
もう少し登れば、門司港のまちのみならず、対岸の下関までよく見える。
さて、今回はここまで。
門司は本当に階段の多いまちだ。採集した階段(ほか)のハイライトを紹介しているつもりなのに、素敵な場所が多すぎる。
最後に、門司と縁の深い、出光の…なんだろう?え、何?わかんない…。
それでは。
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