博多の食文化と言われて思い浮かべるものは?
ラーメン、明太子、水炊き、モツ鍋、うどん、焼き鳥、ごま鯖…考えただけでおかなが空いてきた。福岡人の食卓を支える"博多の台所"を歩く。
中央区春吉にあるその市場は、小倉の旦過市場と対をなすような存在だ。
仕事で近くに訪れた際に、少し時間があったので立ち寄ってみた。
住吉通りに面した、100mほどのアーケード付き市場。
以前はアーケード入口にもかなり大きな看板がかけられて目立っていたのだが、いつの間にか外されてしまっていた。
大正時代に成立し、既に100年を超えて続くこの市場は、闇市などを取り込みながら発展してきたという。
今でも多くの人で賑わうこのアーケード、時刻はちょうどお昼前、ついでに何か買い食いでもしていこうか。さぁ、中へ。
!?!?!?
しまった、祝日やんけ…そりゃ開いてないよね…
とりあえず散策しよう。(記事後半で営業日にリベンジした写真もあります!)
祝日でも開いてるお店もあるのね。
万国旗ではなく、ガーランドが吊り下げられている。
静かな市場内に優しく灯るオレンジ色の光。
暗くてピントが合ってる写真が少ない…ISO低いまま撮っちゃってました…
「本日は有難うございました!」
いえ、なんかこちらこそ上手く撮れなくてすみません…
とりあえず反対側へ抜け出てきた。
ぼくも皆様に喜ばれるような生き方したい。
折り返してもう一度中へ。
人が多いとなかなか立ち止まって見ることのできないディテールを見ていきましょう。
妻壁とトラス、通気孔。
いいですねぇ、この一角。
祝日でも仕入れ作業はあるのです。
こちらを抜けた先には住宅街が隣接。
ほぁ、また営業してる日に出直そう…
というわけで再びやってきました。
おお。
やっぱこうでないと。
平日の昼過ぎなのでそこまで人も多くなく…
前回訪れたときよりもぐんと明るい市場内。
「安さ・うまさ・新鮮さ」
この自信、伊達に"博多の台所"を標榜しているワケじゃありません。
店先に無造作に積まれたスチロール箱がいいよね。
マグロも新鮮。
額縁に入った絵とコーディネートした緑の装テン、黒字にゴールドの文字…ハイセンスな看板だ。
急に現れるこんな吹き抜けがたまらない。
左の装テンに「お嫁さ…」って書いてあるけど、全文確認してなかった。悔やまれる。
こういう隙間も好きなんだよなぁ。
2階の欄干(?)部分の下はどうなってるんだろう?隈研吾さんのデザインかしら?笑
また見に来ちゃったこの妻壁部分。
よく見たら左のベランダ部分、ベンチみたいなの置いてないか?ここに座って一日中お客さんを眺める仕事をしたい。
レトロなライト。
さて、今回はここまで。
次回も福岡市内のあまり観光地っぽくないところを散策。
つづき
それでは。