九州一の大都市、博多。現代では夜の街といえば中洲を思い浮かべる人も多いだろうが、那珂川に架かる柳橋の南側には、かつて長崎 丸山や熊本 二本木と並び称された遊里が存在した。往時の華やぎの残り香と、大きな通りに面した都会的な商店街の対比。
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中央区清川あたり、前回紹介した柳橋連合市場と住吉通りを挟んだ向かい側に、そのエリアは存在する。
"新"柳橋遊廓と呼ばれるからには、もちろん"旧"柳橋遊廓というのもあって、もう少し北側、今の下呉服町に江戸初期〜明治後期まで営業していたが、近隣に帝国大学が創設されることに伴い、この地へ移転してきた。以降、公娼制度の廃止後も営業を続け、売春禁止法の施行によって消滅したわけだが、今でもその名残が少し残っています。
柳橋の上から、那珂川沿いに見えるあの立派な和風建築は…さっそく見に行こう。
ちょっと引いちゃうぐらい立派な門扉。
｢三光園｣。
残念ながら昨年の末ごろ、100年近く続いた歴史に幕を下ろしてしまった格式高い料亭。
きちんとした身なりで行かないとコイツが火を吹いて追い返すという噂もある←ない
正面から見ても高い塀に覆われてよく見えないので、裏側(？)から。
実に素晴らしい数寄屋造りである。
さてさて、周辺を散策しましょうかね。
三光園の向かいにはスナックが数件入ったビルや飲食店が。
隙間を活用してぼくもひと山当てたい。
おやおや、カフェーっぽい香りがしますね。
側面の半円状の影は、装テンの跡でしょうか？
少し歪に見える直線に見惚れる。
こちらの建物のファサードもいい雰囲気です。
色使いが素敵。
木造3階建てを見るとつい反応しちゃう。
転業旅館でしょうか。透かしブロックの積み方が素敵ですね。
左側に見える神社も気になるけど。施錠されていて入れないみたい。
表から見るとサイディングを貼って一見普通の建物も、裏側から見てみると…妓楼か置屋だったのかな。
あのドアはもうトマソンと化してますね。
？？？
えー、ほんとに営業中？
このドアの先には階段など無く、那珂川にダイブするのみ。トマソン？
周辺にはグラフィティがたくさん。さすが都会ですね。
というか3枚目のやつどうやって書いた？
数年前まではあった遊廓建築の名残も、いよいよ建て替わってなくなってたりしたので、ちょっと移動しましょうかね。
清川サンロード商店街。
100mほどの短いアーケードだが、渡辺通りと住吉通りに面しており利便性は抜群。道路向かいは柳橋連合市場。
さて、今回はここまで。
次回も博多周辺を散策。
それでは。
