銭湯に通う理由…夏の日差しを浴びて汗ばんだ体をただ流すだけではない。
銭湯文化は地元の様々な世代が交流するコミュニティとして発達してきた。
浴槽のタイルや歴史あるロッカーを愛でるのも楽しい。
前回までの銭湯巡り
今浦町 : えびす湯
創業100年を超える、市内に現存するうちでは最古の銭湯。
入口の腰壁に貼られたピンクのタイルが可愛らしい。
間口こそ狭いが、奥に細長く伸びる建物だ。
隣の駐車場から煙突が見える。
板張りの床が気持ち良い。
年季の入ったロッカーは艶々に輝く。
入浴中の方がいたので脱衣所からガラス越しに撮影。(もちろん撮影・掲載許可頂いてます)
手前側にカランが数箇所、奥の壁面には控えめな恋のタイル絵。
はい。
The・昭和の色使い。レトロ調ではなく、オリジナルのレトロ。
可愛いが止まらない。
三和土のタイルも目に楽しく。
お次は住宅街の中にひっそりと佇む温泉銭湯。
員光(かじみつ)町 : 王司温泉
中学生の時かな…学習塾の合宿で一度来た記憶が。
ちょうど車の陰に隠れているが、幟がなきゃ見つけらんないかも。
立派な松のアーチを潜ると…
立派な玄関。以前は旅館としても営業していたらしい。
受付はコチラ。飾り窓と石の腰壁が素敵。
さらに奥に進むと…
湧き出る源泉。
結構な湧出量である。
さて浴室。ちょうど先にいたお客さんが出ていったとこなので貸し切りですわい。
湯気抜きはなく、サウナのように蒸気が立ち込める。
小さい浴槽は源泉(30℃ぐらい?)、大きい浴槽は少し熱めの温度(45度ぐらい?)に加温されている。
これまで紹介してきた銭湯は、山口県の公衆浴場組合に加盟しているところばかりだったので、どちらも県の統制額420円で入浴できるのだが、ここは非加盟のためなんと300円!
さて、次はコチラ。
栄町 : 向洋温泉
市内の公衆浴場の中では、以前紹介した日乃出温泉と人気を二分する賑わいである。
理由は他と比べ設備が新しく更新されていることや、広めの浴室、サウナがあるためだと思われる。PayPayも使えるよ!
この日も大勢のお客さんで賑わってたので、写真は脱衣所のみ。
サウナではロウリュも楽しめる(個人的にアレはあんまり好きではないが)。
さて、もう一つ紹介しておきたいのはコチラ。
今浦町 : 新富湯(廃業)
前述のえびす湯のある通りを西側に向かい、横道に入ると、見えてくるのは二階の素敵なおたふく窓。
こちらは新富湯さんとして営業されていた建物。表通りからは見えない、ちょっとした隠れ家感。
焦げ茶の建物は横に広い。湯気抜きが見えるあそこが浴室だったのかな。
ちょっと失礼してお腹を覗いてみると…奥に木製ロッカーが。
ぜひ現役の頃お邪魔してみたかった。
奥の路地も涼しげ。湯上がりにベンチに腰掛けて、風に当たりながらコーヒー牛乳…。
ちなみに以前、冬に散歩してたときに来てみたら、クリスマス仕様だった。
さて、今回はここまで。
それでは。
つづき