おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

長門市 : 長門湯本温泉(2)

増改築を重ね複雑に入り組んだ館内は、積み重ねてきた歴史の重さを感じさせる。

夕刻の日差しが柔らかく差し込む旅館の、美しき大浴場。

前回の記事

 

引き続きまちの様子を見ていこう。

 

細い路地にたくさんのお地蔵様。

 

てっぺんには馬頭観音が祀られていた。上の方の階段(?)だいじょぶかいな…

 

扇形の窓が可愛らしい。元旅館かな?

 

ここは近くを通りがかる度に、温泉に入らずとも訪れるぐらい好きなスポット。

夏の夕方の雰囲気は特に良いね…。

 

冬もいいのよ…。

 

線路は続くよ。

 

あ!このキャラクターは…

ちょっと後で語ろうか…(また次回になりそう)

 

シレレじゃないのか…

 

窓の意匠などから元旅館だと思われるが、緑に飲まれつつあった。

 

18時を回ったが、7月の日はまだ高い。

 

そろそろ夕食の時間なので、いったん宿に戻ろうか。

 

女将さんに戻ってきたことを告げ、とりあえず準備ができるまでひとっ風呂浴びることにする。

ついでに館内の散策もしましょうかね。

 

序文にも書いたが、増改築を重ねた結果、館内は迷路のように複雑な作りになっている。

 

外から見たときも思ったが、この窓どう見ても"ドア"なんだよなぁ…

 

玄関から2階への階段を登った先にはちょっとした休憩スペース(喫煙所)。まぁタバコは部屋で吸えたのでここは使わなかったけれど。

 

まずは二階を見ていこう。

 

手書きの案内がいい味出してる。「大浴場」いい響きです。

 

歩く度に床の軋む音が響く。歴史の積み重ねを感じる。

 

突き当りを左に。

 

更に進んで行く。

 

そのまま進むと途中にまた下に降りる階段。うーむ、楽しい。

 

見えてまいりました大浴場。

 

脱衣所。これまでの絨毯の質感とは違う硬質な雰囲気が、「これから入浴するぞ!」という気分を高めてくれる。

 

大浴場。タイル張りの美しい浴槽と、レンガ敷きの床。

残念ながら宿泊客が少ないときは湯を張っていないらしく入浴は叶わなかったが、女将さんのご厚意で見せていただくことができた。

 

美しいね…ここに沈没したかった…。

 

戻ろうとして脱衣所を出て気付く。ここからも三階にアクセスできるのか…

あと絨毯の色が違う。

 

あるぇー?ここどこ?

 

また床の色が違う。

 

完全に迷った。

 

「もしかして一生このまま館内を彷徨い続けていつか宿の"主"になってしまうのか…」なんてことを考えながらぐるぐるしてたらなんとか戻ってこれました。異世界転生してあっちの世界で無双してぇ。

気を取り直してお風呂入りましょう。

 

今回入浴する家族風呂は三階、宿泊する部屋のすぐ裏手になります。

 

なかなか年季の入った手すりです。

 

進みます。

 

壁の色からも増改築の歴史が見えて面白い。

型板ガラスを通って差し込む優しい明かりもいいね。

 

自分の部屋の前を曲がる。

 

ここが家族風呂の入り口。

 

さり気なくタイル張りの階段。

 

小さなタイル張りの浴槽。もちろん源泉かけ流しである。

久しぶりに浸かる長門湯本の湯、相変わらず素晴らしい。少しとろみを感じる無色透明の湯はおそらく若干の加温をされているのであろう、過去に元湯に入ったときの記憶より熱めであった。

一日の疲れが溶けてゆく…

 

汗を流した後はお待ちかねの夕餉である。

本日の夕食会場。

なんせ今晩はひとりなんでね、ゆっくりやらせてもらいます。

 

さて、今回はここまで。

夕食の様子はまた次回。

そういえば大浴場はトマソンもありました。

 

それでは。

つづき

 リンク