
団地の商店街の散策を終え駅前に移動。初会を祝する酒をどこで飲もうか彷徨う。
更けていく赤羽の夜。
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引き続き団地内に形成された商店街を歩く。

棟を示す表示。ただの立体ではなくさりげに浮かせてある。

壁面に走る配管。

先程から何度もすれ違う少年たちは団地住まいだろうか。
ああやって日が暮れるまで走り回った少年時代がぼくにもあったのだ。

この時間になるとすこし涼しく…なることもなく、相変わらずバカみたいに暑い東京の夏。

マジであっちっちだよ。もうちょっと涼しくなってくれよ地球…

同行者たちからは「良い写真撮れましたか?そろそろ移動して飲みましょう〜」なんて聞かれたが、皆さん素晴らしく写真が上手いので、ぼくなんかが「良い写真撮れた」なんていうのはおこがましいような気がする…しかし楽しんで撮影できたのは間違いない。
ゆるりと駅前へ向かう。

このお店も店じまい中。

ありがとう桐ヶ丘中央商店街。

さよなら桐ヶ丘中央商店街。

また会う日まで桐ヶ丘中央商店街。

そう言いながらも良い構図を見つければすぐに立ち止まってファインダーを覗くのは写真趣味者の悪いクセ。








なんてことないスナップを撮りながら歩く。

西の空はまた少し明るい。
素敵な戸袋を持つ看板建築がよく映える。

都会の屋台。

手書きの良さがある。
自宅の電話番号まで載っけてるわね。

駅前にやってきた…のに何故かまた人気のない方へ。


🐊だ。

喧騒は遠くに聞こえるが、ひっそりとした路地に賑わいはない。

こういうステッカーが至るところにあるのもTOKYO CITYって感じがするね。

このあたりまで来るとずいぶんと活気があって良い。
あちこちから聞こえる乾杯とゴキゲンな笑い声の横をすり抜け、目指すはいずこ?

オーケーオーケー、そろそろ何か飲もうぜ。

店の前を通るたび鼻腔を良い匂いが掠め、空腹感に拍車をかけてくる。

先行する二人の同行者は右へ左へ、良さげな店を探しつつ好きあらばカメラを構える。
後ろをついていくもうひとりが前の二人を指して、「あの二人はここからが長いですよ…たぶんあと1時間ぐらい」なんて笑いながら言う。そんな時間もまたそれは楽し。

とはいえ腹はへっている。体が酒を欲する。

夜の帳が降りる。盛り場が最も輝く時間帯。
そんな中、もう輝かなくなってしまった看板もある。

こういう建物が比較的多く残っているあたり、周辺は再開発の憂き目にあってはいないようである。昼間はまた別の表情を見せてくれるのだろう。明るい時間帯の町並みも見てみたいな。


お。

チャンピォン…現在ではあまり見かけないカタカナ発音の表記に歴史を感じる。
ダイミマツって?

かわE。

アーケードもあるのか。

1番街 シルクロード。一般的な商店のほか、飲み屋も多くあるみたい。


どうやらこの通りの中に良いお店があるとのこと。

目当ての店を見つけるも、満席であった…

とりあえず腹が減って仕方がない。この通りの中の店で手を打つことにしよう。

ひっきりなしに人が行き交う。


飲食店以外にも気になる看板がたくさん。

さぁ、宴を始めましょう。
とりあえず失われた水分を補充すべくビールを流し込む。よく冷えた金色の液体が喉を流れ、食道の輪郭がわかるよう。

狭い通路に置かれたてテーブルで肉を焼く。
暑い、熱い、美味い。それをまたビールで流し込むようにジョッキを煽る。
程よく腹が満たされてくると、会話も弾んでいく(ぼく人見知りなのでここまであまり口数が多くなかったように思う)。

普段それぞれがどんなことを考えながら町を歩いているのか。初めての一人旅の記憶について。カメラの設定。これまで行ってよかったまちのこと…。実際に対面するのは(ぼくは)初めてだが、あまりそういう感じはせず旧知の友人のように会話を楽しんだ。

2軒目に移動し、おでんをつつきながら杯を重ねる。
もはや何の話をしたのかも(何杯飲んだのかも)あまり覚えていないが、途中で一名が終電のため帰路につく。これまでのTwitterでのやり取りで抱いていたイメージの通り、優しい笑顔が印象的な御仁であった。憧れの人の「まちに対する想い」を聞けて感動したまである。

2軒目を後にし、次はどうしようか…など思っているうちにてっぺんを過ぎていた。
この日はもとよりタクシーでホテルまで帰るつもりだったので構わないのだが、そろそろ開いている店が少なくなってくる。

結局コンビニで酒を買い、路上で飲むことにした。
こういうのは学生の頃以来やっていない気がする。楽しい。
会話は尽きず、気がつけば深夜2時を過ぎており、ぼちぼち解散するかと言う流れになった。二人は歩いて帰るという。これが若さか…
硬い握手を交わし、再会を誓う。
同じ趣味者とはいえ、それぞれのスタンスやポリシーは当然異なる。自分と違う価値観を持った仲間がいるというのは非常に頼もしく、心地よい。そして面白い。

タクシーに揺られホテルへ。
今日のコンサートのこと、まち歩きしたこと、ほろ酔いでたくさんの話をしたこと…反芻していると眠気が襲ってくる。

ホテル前のコンビニで水でも買うつもりが、小腹が空いてきてしまい夜食を買い込む。
深夜3時、背徳のカップ麺&おにぎり…罪の味がした。
さて、今回はここまで。
長い一日だった。明日も暑くなりそうだ。
おやすみなさい。

それでは。
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