
久方ぶりの東京遠征、最終日に訪れたのは学生時代を過ごしたまち。
近い未来に消えゆく名建築と、既に無くなってしまった名建築の跡地。
都会の移りゆく速度は、あの頃の感傷に浸ることも許してはくれない。
前回の記事
未明まで飲んでいたこともあって、少しゆっくりと起床。
しこたま飲んだ割には意外にも二日酔いなどなく、すっきりとした目覚め。
この日は特に予定もなく、どこかをぶらり歩こうかと思い立ちホテルを後にする。

そういえば学生時代のバイト先があったビル、近く建て替えられちゃうんだって…
というわけで最後に見ておこうと訪れたのは有楽町駅。
建築好きにはお分かりだろう、そう、駅前のあのビルのことである。


ただバイト先に行くために降りるだけだった駅、構内なんてじっくり見たことなかったな。改めて目を凝らしてみると意外と面白い景色があったことに気づく。
トマソンもある。

駅を出てすぐ、モダン建築好きなら知らない人はいないであろう有楽町ビルヂング。
所有する三菱地所が建て替えを決定しており、2023年に閉館している。(これは2022年7月)

地下1階 〜 地上1階は飲食店などのテナントが入り、上階はオフィスビルとなっている。

そうそう。このビルの中にかつてのバイト先(お茶漬け屋さん)があったんだよな。
訪れるのはたぶん…13年ぶりぐらい?

正面から入ると目に入ってくるのは陶板タイルで囲まれたこの階段室。
タイルの角が少し丸まってるのが優しくて良い。

まぁこのあたりは建築クラスタさんが詳しく解説してると思うので、当ブログでは扱わず、今回は別のところを見ていこう。
ちょっと地下へ。

このガラス壁も有名ですよね〜。でも今回の目的はここでもないんですよね…。

さり気なく曲線を描いた階段を更に下へ。

地下エリアに広がるのはメガテンのダンジョンみたいなエリア。






このビルは地下が駐車場になっておりそこへアクセスするほか、倉庫やボイラ室などがある。昔のバイト先の休憩室もどっかにあったなぁ。
真夏であるがひんやりとした空気を感じさせ、自分の足音が冷たく響く。

ここでバイトしてた学生時代はこれが名建築だって知らなくて、あんまりディテールなんて気にしてなかったけど、バイト上がって「ストーン」でコーヒー飲みながら読書するの好きだったな。
素敵な建物でした。
さらば有楽町ビルヂング。

お隣の新有楽町ビルヂングも同じく閉館、建て替え予定。

トマソンある。

さて、これからどこへ行こうか。

消えゆくビル群を観測したところで、近くにあった歴史的な建物の存在を思い出し、その跡地へ行ってみることにした。

新橋まで歩く。都会的なフレーミングを探しながら。

この写真だけでもどこだかわかる人は多いのではなかろうか。

これは在りし日の姿(2016年)。
そう、中銀カプセルタワービルである。
カッコいいよね…。

奥に見えるのはドデカイ近代建築…ではなくウインズ汐留。
あーいう建物とか、ルネサンスやバロック様式をもした結婚式場とかって、あと100年ぐらい残ったら近代建築にカテゴライズされたりするのかな…?

汐留〜新橋の地下街歩いてるとつい吸い寄せられちゃうよね…
もう一杯飲んでっちゃおうか、酒。



うーん、午前中だしあんまり開いてる店ないな…
切り替えてお茶にするか…

あら…目当ての店が閉まってた(T_T)


パーラーキムラヤ。
あれ〜…この時間なら営業してる思ったんだけどなぁ。

彷徨ってる間にお昼の時間だ。どっかでご飯にしようかな。
とりあえず地上に。

ニュー新橋ビルは未だに健在。
ここも再開発が決定しているのだが、なかなか難航している模様。


以前より随分と空き店舗が増えているようである。

お昼食べるところを探してうろついてみたものの、どこもそれなりに賑わっており、そうこうしているうちにもう空腹も感じなくなってきたので移動しましょうかね…
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき