
平地が少ないため、丘を切り開き形成された住宅地。
そこで見つけた郷愁の小路に、住人たちの生活の香りを感じた。
前回の記事
前回に引き続き、下関の行政の中心地区周辺を散策。

写真には暖かさそうな陽射しだが、年始早々の狭隘な路地に吹き込む風は冷たい。

やさしいアールがある。

この辺結構車で通ることがあったのだが、歩いたのは初めて。
ド立派な和風邸宅があるなんて気付かなかった。

「才浄荘」とある。下関発症のとある大企業の所有らしく、おそらく保養所とか研修所的、もしくは迎賓館として使われているのであろう。
正式な建築年は分かっていないが、明治後期頃には市の台帳に記載があったという。

立派な石垣の上に聳える才浄荘。
今でこそ周辺にも高い建物ができているが、建設当時は、よく手入れされた庭越しに関門海峡を行き交う船を眺めることができたと思われる。

このあたりは道が狭いが交通量は多い。車に注意。

お寺の下にすぐ酒屋さん。最高じゃん。

昔は門前町として栄えたのだろうか。


むくり屋根を持つ邸宅の煉瓦塀のオレンジが、夕陽に照らされ郷愁を誘う。

ずっと上まで続いている。

向かいの丘の上には、昨年閉校した小学校。

まだまだ上ります。

上りきったところに、古い住宅地。



小さな集落を反対側へ抜けると海が見えた。
ここから唐戸へ出られたのか、知らなかった。対岸は門司。


二手に分かれる階段と、間の水路。

こういう階段を見るたび、もともとレンガ敷きだったのか、それともコンクリの下地としてレンガを浸かったのか気になってしまう。

生活が、あります。


チビのおうち。

下ってきたと思ったらまた上る。人生もこの繰り返し。

丘を回り込むように。

唐戸のベイエリアを臨む。

このあたりには石段も結構残されている。
昔から市政の中心地だっただけあって、宅地の開発にはコストやエネルギーがかけられていたのが伝わってくる。

この石垣の造形美ときたら。

何度も折れ曲がる。

こういう風景に出会いたくて、まちを歩いているんだよ、おれは。
メインストリートから登った高台にこんな素敵な路地があるなんて、きっと住人以外知らないよな。
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき