おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

島根県浜田市 : 三隅の町並み

冬の日本海の荒波と、吹きすさぶ風に対して、寒さを和らげるような石州瓦の色合い。

国道9号を北上し、海沿いの集落を巡る。

前回の記事

石見津田駅前を離れ、車を更に北へ走らせる。

とりあえず宿は決めてあるが、道中どこへ立ち寄るかは全く決めていない。

なにか面白いものに出会えるといいな。

 

なんとなく国道から一本中道へ入り、鉄道駅がある方角へ向かってみる。

三叉路で近代建築っぽい雰囲気の建物を見つける。

 

 

少し進むとベーハ小屋を発見。こんな住宅地の中に残ってるのも珍しい。

 

 

東の空は晴れているが、西を見れば怪しい雨雲。降らないといいなぁ…

 

 

JR岡見駅。入口前の公衆電話ボックスは電話機が回収されていた。

 

 

岡見…これといって一般的に見どころになる「何か」があるところでは無いと思う。

ぼくはその「何か」を必要としていないので、どこを歩いても楽しいと思えるのだが。

ちょっと散策してみよう。

 

 

「青浦」なんて素敵な地名を見つけると嬉しくなるね。

 

 

駅周辺はなだらかなすり鉢状の地形になっているのか、意外と高低差がある。

 

 

駅前の通りを歩いていると、ふと地下へ向かって穿たれた「穴」を見つけた。

 

 

蛍光灯が見える。降りてみよう。

 

 

思ったより深い。

 

 

最深部で何処かから名が照れてきた水路と合流する。

山陰名物(と勝手に解釈している)、線路下を潜って反対側に出る水路付き通路。

 

カルバートの先に光。

 

 

抜け出てきた途端、緩やかなカーブ。

 

 

あまりにも自然に、何事もなかったかのように住宅街へ。

水路はグレーチングで蓋をされ、この道が生活道であることを感じさせる。

 

 

波の音が聞こえる。このまま海へと注いでいくのだろう。

 

 

もう少し岡見周辺を歩いてみる。

 

 

漁村集落あるある、部位で作られた声かけ運動を標榜する人形。

 

 

メガネを掛けた男…誰なんだ?と思っていたら…

 

 

少し離れた別のところでも見つけた。お前はいったい誰なんだ!?

 

更に北に進み湊浦のあたり。旧郵便局舎(瓦に逓信省マークある)発見。

 

 

すぐ向かいあたりには旧小学校跡。このへん良い雰囲気の建物多いなぁ。

 

 

旧三保小学校。

児童数の減少に伴い1997年に閉校したようであるが、近年は移住されてきた有志の方がにぎわい創出のためと、マルシェやライブなどを実施しておられるようだ。

木造2階建ての校舎は地元の方たちによってきれいに管理されている。

 

 

小学校からすぐのところには海水浴場(岩場の奥の方です、ここで泳ぐと流石に危ないア💦)。

こじんまりとしたビーチだが、水の透明度も高く夏は穴場スポットらしい。民宿もいくつかあるようだ。

 

 

冬の日本海は良い…

ここでしか摂取できない栄養素がある。主にそれは「人生…」とつぶやくだけで消費されてしまうので、定期的な摂取が望まれる。

 

さて、今回はここまで。

それでは。

つづき