福岡県庁の最寄り駅からすぐ、今日も古い商店街を徘徊…と思って出かけたら、異国情緒溢れる市場に迷い込んだ。ここはどこだ?…古い商店街はアジアンマーケットへと生まれ変わっていた。不意を打たれたものの、活気を取り戻したアーケード内を楽しもうか。
JR吉塚駅からほど近くに、かつて吉塚商店街と呼ばれるアーケードがあった。
最盛期には150もの店舗で賑わいを見せたそうだが、地方の商店街のご多分に漏れず近年では衰退しており、いずれ閉鎖もやむなしといった状況であった。
しかし2020年末、まちの活性化を目指して「吉塚市場 リトルアジアマーケット」としてリニューアル、近隣の日本語学校に通う外国人居住者の住みやすさの向上にも貢献している。
まったく情報無しで訪れたもんだから面食らったけど、これはこれで面白そうなんで見ていきましょう。
まずは第1ブロック通りと書かれたこちらから。
「リトルアジア」と書かれたノボリが目立ちます。
おや、意外と明るいアーケード内。
「ゆ」。アーケードの中の銭湯というと尾道商店街の「大和湯」を思い出す(閉業済)。
どれ、ちょっくら入っていこうか。貸しタオルあるかな。
ん…、ミャンマー料理店でしたか。
中も気になるので何か食べてきたいんですが、ぼくエスニック料理苦手なんですよね…
なかなかシュールな光景だなぁ。雑多なパワーがあるね。
あああ、ブレちゃった。
少し進むと十字路。どうやらこのアーケードは十字に伸びていて、4つのブロックに別れてるみたい。とりあえず左に行ってみましょうかね。
お漬物屋さんですね。
なるほど、たしかにリトルアジア。中国、韓国、ミャンマー、ベトナム、カンボジアなどのお店がたくさん。いろんな匂いが混ざり合って、日本の市場じゃないみたい。
もちろん昔ながらの日本の商店も頑張ってる。
3本足のネコチャン(Mieちゃんというらしい)はこの商店街のボス。かわいいなぁ。
アーケードを抜け出て振り返ると、こちらが第二ブロックだったよう。
今度はさっきの十字路を更に左へ。
丸い看板と青い天井が特徴的。
衣料…は扱ってないようだ。
きれいなトイレに交流スペースもある。ウォールアートも。
こちらのエリアは異国情緒薄め。
突如現れるマンション、古いものと新しいものが共存。
第3ブロックを出た先にはアーケードはないものの、通りが続いてたのですこし外を歩いてみましょう。
下見板張りと装テンの愛称の良さといったらもう。
木製電柱を避ける複雑な形状もポイント。
ぼくが大学生の頃に住んでたまちの商店街にもこんな路地があって、ふと懐かしい気持ちに。
???
さてさて、最後の第4ブロックへ。
こっちは十字路からすぐ出てしまいました。右側のシャッターアートはさっきのMieちゃんかな。
蛇行しながら商店街は続きます。
茶箱とたばこ。
いいな、この風景。
さて、今回はここまで。
次回も博多区の町並みを見ていこう。
それでは。