おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

下関市 : 南部町 〜 丸山町 階段巡り

都市部において生活道としての石段があまり見られなくなってきた昨今、"市政"の中心地区に"市井"の石段が残される。

夕暮れの階段巡り。

前回の記事

 

本通りの1本横でもあり上でもある路地から。

夕方の柔らかな光が生むコントラスト。

 

 

神社とお寺の共通の参道はさすが設えが立派。

 

 

かつてはこの階段の下あたりまで海だったという。

 

 

すぐ近くにもう一つ、別のお寺の参道。

 

 

こんなに重厚な石畳と石段、さぞ伽藍も豪華絢爛なのだろう…と思っていたら質実で雰囲気の良いなお寺で、「幽霊まつり」が執り行われることで有名らしい・

 

 

参道から海峡を臨む。素敵なロケーション。

 

 

城郭みたいな石垣。

 

 

階段の下に原付きや自転車が停めてある光景。

"日常"が、ある。

 

 

めっちゃ良いトマソンある。

 

 

石段の、まるで飛行機の中から海面を眺めたときのような波打つ模様…

 

 

石垣に沿うように。

 

 

防護柵が落とすギザギザの影が好き。

 

 

寺社仏閣のものではなく、市政の階段として丁寧に作られた石段がこれだけ残っている地区はそう多くあるまい。

 

 

そしてもトマソンが豊富。

この日だけでいくつ採取できただろう。

 

 

これも入口があったであろうところがトマソン化している。

日常に潜む超芸術

 

 

花の時期には、さぞ賑やかでしょうね。

 

 

高台にあった学校へは、ここからはアクセスできないようだ。

 

 

それぞれの部屋に専用の階段を持つアパート。

 

 

隙間には真っ赤な階段。

 

 

規則的に並んでいるが、無機質な雰囲気はなく、生命感がある。

おそらく現在ここに住人はいないのだろうが、いまでも"生活"がありそうな感じさえする。

 

 

前回の記事のスタート地点へ戻ってきた。

 

 

いろんな素材、いろんなテクスチャ。

 

 

石垣の上の三階建て。

 

 

うねる坂道。

日が傾いて地面に届かなくなってくると、急に足元から冷たさを感じる。

 

 

市内の幹線道路や市街地の大まかな路地はだいたい頭に入っているつもりだが、階段巡りをしているとまだまだ把握しきれていない生活道があるのだな、と改めて実感する。そりゃそうだ。

 

 

玄関上部に幾何学的な装飾。

 

 

双方向に伸びる石段。

布積みの石垣も美しく。

 

 

配管と並行する手すりも面白い。

 

さて、今回はここまで。

それでは。

つづき