
短い人生でありながらも、海のように深い優しさを詠った童謡詩人。
彼女を育んだまちは、海のすぐそば。
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長門市内へは結構ちょくちょく仕事でもプライベートでも訪れているのだが、前回に仙崎のことを書いて以来、"みすず通り"の周辺はしばらく歩いてないなぁと思い再訪することにした。

到着後即腹ごしらえ。腹が減ってはなんとやらってね。
仙崎駅前の"江戸屋"さん。

固く巻かれたおしぼりを解く瞬間ってなんかいいよな。


この日は3月にしてはちょっと気温が高かったので、冷たい山かけそば(w/いなり)を注文。

ごちそうさまでした。
さて、歩いて行こう。

山銀のシャッターに『私と小鳥と鈴と』が描かれる。




何度も訪れたことのあるまちであるから、特別な目新しさは感じない。
それでもカメラを構えてシャッターを切ってしまう、そんな穏やかで柔らかい町並みがある。

本日の目的地はこちら。
みすゞが幼少期を過ごした金子文英堂の跡地に建つ金子みすゞ記念館。

通りに面したところに金子文英堂の建物や庭を復元し、奥の本館棟には遺稿集(レプリカ)や着物の端切れなどの遺品を展示してある。

没後50年を経て蘇ったみすゞの足跡。



当時の住まいも再現されている。

二階へ。


テルちゃん(みすゞの本名)のお部屋。

あー、このポスター、俵山温泉のお土産屋さんで売ってたな。
長門湯本や湯田温泉のみならず、あえてデフォルメして別府や道後を載せているあたり、泉質への自信が見て取れる。

当時の炊事場を再現した一角。
コンセントが有るのに違和感を禁じ得ない。
この後展示室も見たのだが、みすゞの詩の世界を音と光で体感できる「みすゞギャラリー」が過去に訪れた美術館・博物館の中でも一・二を争う面白さで驚いた(撮禁のため写真なし)。
ぜひ一度訪れてみて欲しい。



『角の乾物屋の』の角の乾物屋は今でも現役。

進む。

ふと横の通りを見ると。下見板張りのタテモノと緩やかなカーブ。
こういう無い逃げない風景の中に美を見出せたときの嬉しさ。

およ?こんな建物あったっけ?と思ったら…

過去にも撮ってましたわ。ちょっと様変わりしすぎじゃないっすかねぇ…


うーん、同じ建物とは思えないぐらいの変わりっぷり。

酒屋の前にお地蔵さん。


本屋さんの前でネコチャン!
「みすゞの本 いろいろあります」の張り紙が長門たる所以。


このあたりも下見板張りの建物が多い。
海が近いことの証左。


潮風の匂いを感じる町並み。

昭和さ初期と思われる建物が比較的多く残る。


看板建築も多く見られる。街の規模の割に酒屋さんがたくさんあるなぁ。
三ツ矢サイ……

うだつ風の二回の窓。

どこまでも穏やかで優しい町並みだ。

こういう車庫に憧れる。
さて、今回はここまで。

それでは。