産出される銀の質と量で、かつて世界にその名が知れ渡った鉱山 石見。
その銀山の歴史とともに発展してきた大森集落。豊かな自然とともに形成された文化的景観を見ていく。
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前回に引き続き大森集落ぶらり。
このまちを「鄙び」と形容するのはなにか違う気がする。古い町並みであるが、野暮なところがなく、どちらかと言うと粋な美意識が感じられる。
ほら、古いけど洒落てる。「理容館アラタ」。
理容遺産認定というのがあるらしい。
もちろん現在は営業されていないが、自由に入って見学できるらしい(後から知ったので、このときは外から覗いただけだった)。
バーバーチェアの重厚感。
木製のサインポール。けん玉みたいでかわE。
茶色い路地に映える赤ポスト。
前回載せたビルトイン地蔵尊のあたりに、ビルトイン社もあった。
ポストあるのかわE。小さな賽銭箱も。
おや、ちょっと怪しげな空模様になってきたぞ。
200年以上もの歴史を誇る菓子店「有馬光栄堂」は、かつて石見銀山の採掘を行っていた抗夫たちに食べられた「げたのは」という菓子を製造、販売している。
とりあえず駆け足だが端の方まで行ったので、スタート地点へ戻ってきた。
ちょうど雨がぱらつき始めたので、ここらへんで切り上げよう。
これは有名は羅漢寺の五百羅漢に掛かる橋。昔見学したことあるけど、今回はスルー。(中は撮禁)
なんだか不完全燃焼のまま散策を終えてしまったので、以前に撮った写真を載せてみます。これは8年くらい前(2014年)の同じところ。
ちょうど桜の時期でしたね。
いまと撮ってるとこあんまり変わりませんね…笑
このとき使ってたカメラ(RICOH GR)はいろいろ設定いじってたから、いま見比べると色味が違ってこれはこれで面白い。今は殆どオートで撮ってます(RICOH GRⅢ)。
「竹下錻力店」。この雑多さがいい。
ブリキってカタカナで見慣れちゃってては漢字では馴染みがないよね。
錻力店の向かいには、昔の暮らしを再現したかのようなスペース。
いろいろエフェクトかけながら撮ったりしてましたね…
大森地区に初めて訪れた際、一番感動したのはこれ。
殆どの家屋の軒先にさり気なく飾られる一輪の花。粋だねぇ…
石見銀山内で最も有力な商人であり、当主が代々町年寄を務めた熊谷家の裏手から。
立派な白壁に囲まれた豪邸は国指定の重要文化財。
さて、こんかいはここまで。
次回訪れる際には町並みだけでなく、公開されている屋敷や資料館も見てみたい。
実際に間歩を歩いてみるのもいいな。
それでは。