
石州街道の起点であり、山陽道とも交わる交通の要衝であった小郡。
かつては河港として賑わい、近世に入ってからは干拓によって栄えた。
町制が施行された後も豊かな税収により発展していたものの、山口市に吸収合併。しかし実質山口市の中心地といっても過言ではない…か?
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山口市の中心駅の話をすると、高確率で「山口駅ってすごく田舎で何も無いんでしょ?」と言われることが多いが、それは誤りである。
確かに県庁・市役所を始めとする行政機関や、美術館・博物館、県立図書館などの文化施設へのアクセスとしては一番近いのは間違いない(一番近いだけで、近くはない)し、駅前にはそこそこ大きな商店街(道場門前)もある。
しかしここは山口線というローカル線が通るのみ(SLも走ってる)で、一日の乗降客数も2000人を下回る。しかも非電化。
実質的なターミナル駅は、小郡町に存在する新山口駅(旧小郡駅)なのだ。のぞみも停まります。
そもそも駅の歴史としては小郡の方が古く、山口駅こそ「新」山口駅を名乗るべきなのかもしれないが、そこらへんは山口市合併騒動のゴタゴタがあってゴニョゴニョ…(ぼくは下関市民なので、旧小郡町民含む山口市民の感情は話に聞くのみであるから、ここでは多くは語らないようにしておこう…気になる人は調べてみよう!)
というわけで新山口駅前。早速歩いて行こう。

いきなり素敵な看板の時計屋さん。期待が高まっちゃうね。

Y路地の間には煉瓦の壁と地面。


ソシアルなビルの敷地内にはプレハブのラーメン屋さん。こういうのが良いんだよ。

新山口前から伸びる通りには、スナックの看板が目立つものの、マクドナルドやコンビニなどは見られない。飲み屋街ってわけでもないんですけどね…


町屋風の目を引く造りの建物は「純喫茶 長壽」。
歴史を感じさせるお茶屋さんに併設された喫茶店だ。ここのミルクセーキやかき氷は絶品である。(コロナ禍のためここ2年ほど氷菓は提供されていないのが残念)

昔の写真漁ってたら出てきました。
ボリュームもすごいが、実に美味。

そのまま通りを直進すると、トンネル構造の建物が。気になる。


なんと真ん中は吹き抜け!洒落てますねぇ。

かつてはスナックなどの飲食店がいくつか入っていたようですが、現在はすべて閉業した模様。


反対側から。見事なトマソン(高所ドア)があります。

トンネルを抜けて更に進みます。

スナック街の様相を呈してきました。

洋風前菜 三ツ星…前菜のみ?
カラオケ 座オリオン…こういう造りのカラオケ屋さん見なくなりましたね。オリオン座じゃなく、あえてこの店名にしたセンスを称えたい。
キラッと輝く看板と黄色い車が良いコーディネート。

ホルモン食べたいわね。

先程のトンネル物件を眺める。良い通りじゃないか。

5叉路に面して、ハーフティンバーっぽい洋館風の建物。
もともとは写真館として建てられたらしいが、その歯科医院、小料理屋などを経て、現在は営業してないようである。


古い商店跡なんかも結構残ってます。


!?
一部銀行建築風の意匠が見られる民家。中がどうなってるのか気になるな…
ここもハーフティンバーなたいな切妻持ってますね。

「BESPOKE TAILOR あわや」のスリットの入った二階部分も気になるし、屋上のバラックも見逃せない。
隣には煉瓦造りの蔵。このあたりは煉瓦を用いた建物や塀が多く残っている印象です。

コーニスや外壁の色合いが昭和期の銀行っぽい看板建築。

素敵なアールとガラス張りの二階部分。これは…

なんと芸能プロダクションだそうです。良い佇まい。

いい「三」だ…
さらに歩みを進めていくと…

おやおやおや、なんだかすごいものが見えてきました…
さて、今回はここまで。

それでは。
つづき